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【映画感想】キック・アス - 誰しもヒーローに憧れる

アーロン・ジョンソン……聞いたことがある気がする。そう思って調べてみたらアンナ・カレーニナのヴロンスキー伯!たしかにあのぱっちりとした印象的な二重とグリーンの瞳、一度見たら忘れられない(カモ)。

あの役の数年前にこんな映画でオタク少年を演じていたとは、そりゃアンナ・カレーニナのパンフにそう書いてあったけど、実際見るまで想像つかない。

 

 (原題:Kick-Ass)

テキトーなあらすじ

ヒーローに憧れる少年・デイブ(アーロン・ジョンソン)は通販で購入したマスクをかぶり、自警団の真似事を始める。偶然撮影された動画で一躍有名人になったキック・アス。デビュー戦以降ゲイだと勘違いされて仲良くなったケイティにデイブは自らがキック・アスだと明かし、引退を決意するが、彼はすでに他のヒーロー親子の復讐劇に巻き込まれていた。

 

私の一番好きなアメコミ映画は今のところ旧スパイダーマンなので、冴えない少年がヒーローに変身(?)するという展開がもうすでに好き。それはそうとピーター・パーカーの衣装は手作りなのにデイブときたら通販で買ってる。

ヒット・ガール(クロエ・グレース・モレッツ)はこの復讐に燃える親子の娘の方で、母を失い、父に復讐のための戦闘技術を教えられている美少女というなかなかヒーロー向きのバックグラウンド。もともとひヒーローに憧れているだけのデイブにヴィランなどいないので、ヴィランはこの復讐親子が連れてきてくれる。言葉遣いも悪いし、学校にも行かずに殺人に精を出している彼女、これが正統派ヒーローものなら気にならないけど、妙にリアルな価値観の世界のため、ふつーに虐待では?と思っちゃう。ラストで多分人生方向修正しているけどね。制服ツインテールはめちゃくちゃかわいい。復讐を果たした後キック・アスとヒット・ガールはお互いに素顔を見せて本名を名乗るんだけど、二人ともマスク外すと美男美女すぎて絵が豪華なことになっている。

 

この映画で一番かわいそうなのはキック・アスのコスプレをしていて殺された名もなき若者とその目撃者でしょうか。