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【小説感想】ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(原作)

映画公開が楽しみすぎて待ちきれず、原作本を購入。

ハードカバーは買うのためらうから文庫はいいねえ……。ハードカバーの邦題は『ハヤブサが守る家』だけど、映画公開に合わせてか直訳になってる。

 

映画と原作は設定が微妙に変わっているそうで、原作の話を知っていることがどこまでネタバレにつながるのかわからないけど、映画をできるだけ前情報なしで観たいと思っている人はもちろん、結末知りたくない方も記事の続きを読むのはおすすめしない。話の大筋を知ってもいいよ、映画はエイサ・バターフィールド目当てだし!という方は読んでもいいかな。映画公開前なので珍しく気を遣ってたため。

映画公式HPの#キミョかわいい とかいうのを見ると相変わらずなイメージ先行宣伝に辟易するな~。これを改めるだけで映画館での「思ってたのと違う」からのマイナス評価を避けられると思うのよね。

 

 

 

 

テキトーなあらすじ

子供のころから祖父がしてくれたおとぎ話。ジェイコブは信じる歳ではなくなっていたが、祖父の死の際に見た怪物に悩まされる。祖父の遺言の謎を解くため、祖父が昔お世話になっていた孤児院の院長を訪ね、英国の島へ行くことになる。

 

このジェイコブを映画ではエイサ・バターフィールドという黒髪碧眼の個性的な美少年の姿で見られると思うとわくわくしますなあ!

 

……映画でもこの結末だったらどうしよう?

どうやら続き物みたい。Amazonで調べたところ未翻訳のようだけど『Hollow City』なる本が出てきたのでこれが続きなんでしょう。でもいかんせん未翻訳じゃな……。しかし翻訳されても読みたいか?と問われると「うん、まあ、時間があれば」って感じ。

この本(1作目)は導入が丁寧で上巻でしっかり読者に状況説明をしてくれるものの、下巻は戦いシーンも含めて特急気味。残りページの分量にはらはらしながら「これちゃんと終わる?」と心配していたけど、案の定終わらなかった。

”1940年9月3日ループの終わり”が、この本のラスト。

リセットできなかったので9月4日を迎え、これからジェイコブとピキューリア達はミス・ペレグリンを助けられる別のインブリンを探して年代物のループを出て過去のループに飛ぶことになる。なんか1作目全体が大きな物語の導入部みたい。この本でミラードは助かるけどミス・ペレグリンは依然鳥のまま。っていうかそれ本当にミス・ペレグリンなの?ただのハヤブサではなく?

 

映画の予告を見ていると9月4日を迎えることはかなわなさそうな、時間を巻き戻すことでぎりぎり生き延びている感がよかったのだけど。そのループ出られるんかーい

 

予告ではエヴァ・グリーンが懐中時計をぐりぐり回して視覚的にも”巻き戻している”のに、本ではインブリンがある地点を通るだけでリセットは完了するというシンプルなもの。まあ何十年も毎日リセットし続けるわけだから簡単な方がいいのだろうけど。

 

話の筋は言葉にしてしまえば大したことないものの、これが映像になったら壮観だろうな感はある!タイタニックとか本にしたら絶対つまらないと思うけど映画は名作だし!そんな風に自分に言い聞かせつつ公開日を待ちます。

MX4Dが気になるんだけど(でも吹き替えで観たくなーい!)、あれはくさい匂いも再現するのかな?この本、やたら悪臭が漂っているのに。