私が中学生の頃ドはまりしていた歌手。
本日は感動のあまりガチ語り。
ソロを辞めてバンド活動になってからの彼女を知らないのだけど、この間ふと「今どうしてんだろ」と気になってググったら活動再開してて、2か月後に新アルバム出すよ~ソロライブやるよ~っていう段階だった。
7年ぶりのソロアルバム。このタイミングで彼女を思い出したのも虫の知らせ的な何かなのでしょうか。
好きな歌手の新アルバムというのは嬉しい反面、どこか怖い。今までずっと好きだったけど、このアルバムを好きになれるか? なれなかったらどうしよう? 好きじゃない曲があるのにファンですって言える? って。
「北出菜奈は初期が一番ダヨ~」とか言って古参アピールする懐古厨に身を落としたくない。
なのでいつも好きな歌手がアルバム出してもすぐには聴かない。北出菜奈も、3週間経ってやっと覚悟ができた。
1曲目のMake-Believe。
北出菜奈らしからぬ爽やかさだった。でも、声があの菜奈姫だった。7年経っても、変わらずに北出菜奈ワールドに引き込んでくれる。
サウンドはいわずもがな(プロデューサー違うし)、歌詞もやっぱり昔とは違う。
昔の北出菜奈はあまり歌詞に英語を入れなかった。そして、この歌詞を聴いて、北出菜奈にとっても、昔の北出菜奈を聴いていた当時中学生の私にとっても、もう苦しくもがく時間は終わったんだなって思った。脱皮して、もう北出菜奈は正真正銘大人だった。
そしてそれを聴いている私ももう大人なんだ。
このアルバムは、昔の北出菜奈とまったく異なる。大体、ソロ活動休止前の最後のシングルは和ゴスだった。まったく異なるし現代的なのに、懐かしい。ずっと昔の友達の、見た目は変わったけど一緒に飲んでみたらやっぱ変わってねーなって感覚かも。どんな歌を歌っていてもやっぱり昔私が好きだった北出菜奈だ。「新しい北出菜奈を好きになれないかも」なんて、ほんとにばかばかしい心配だった。
ところで、Make-BelieveとJust A DayはYouTubeにMVがアップされているからぜひ観て。
Twitterみててプチ衝撃だったのが、「当時の北出菜奈のリスナーのほとんどは小中学生」と発言していた人がいたこと。まあそうだよね。あの頃の北出菜奈より年下の世代といえばね。でも私の周りに、北出菜奈のリスナーはいなかった。「ハガレンのOP?」って言ってくれれば、その人は知っている方だった(途中「DグレのED?」も加わる)。
そして今Twitterで北出菜奈って検索すると、北出菜奈を聴いた人がわんさか出てくる。中学生の頃周囲では一人も見つけられなかったリスナーの存在を感じる。もちろんあの頃もSNSはあったよ、あったけど……。これが、なんだか新鮮。
北出菜奈のライブは運悪くブリトニーのコンサートと日程が重なっている。なぜか私が好きな歌手はコンサートの支払いがかぶりがち(1DとKatyとTaylorがワーッときた上にリバーダンスまできた年とか)。私はブリトニー4日だしチケット残っているみたいだから行けないことはない。今の北出菜奈が過去の曲をどう歌うか、興味はある。
しかし自分は北出菜奈のファン層とファッションセンスがずれている自覚がある。ヘビーメタルバンドをスーツで観に行くくらい浮く気がする。伊勢丹にジャージで入るくらい勇気がいる。あとライブハウスに行ったことないし。こんなことを気にしていたのでリリパにも申し込めなかった。
それに、もしここで勇気を出せたとしても就活生として、2日連続コンサートは親に心配されそう。せめて1週間あいていれば……!
そんなことを考えていたら、以前北出菜奈のライブがあったとき私はちょうど中学受験のために受験生で、親にライブ行きたいなんてとても言えなかったことを思い出した。