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【映画感想】シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ - キャップの困ったちゃん

 

テキトーなあらすじ

スパイディ最高

 

スパイダーマン/ホームカミングの為に初出のシビルウォーは観ておかなきゃね!と思ってHuluに入っちゃった。AoUが面白くなかったからシビルウォーも観てなかった。正直AoUの内容覚えてんのかと言われると「トニーの開発したウルトロンが暴れてピエトロが死んだ」くらいの記憶しかないけど、そんな記憶でもシビルウォーを観るにあたっては差支えなかった。

 

この映画の一つ残念なところは、アベンジャーズの分裂、主にキャップとトニーの対立という構造(をパッケにもしているし)がメインにも関わらず、タイトルにがっつりキャプテン・アメリカって入ってるところ。シビル・ウォー/アベンジャーズの間違いだろ……

大体一応単独作品みたいなタイトルなのにキャップは今回困ったちゃん全開でバッキーをかばい「世界を敵にまわしても僕だけは君を守る」みたいになってる。

 

と思いつつ、AoUで周囲を困らせたのがトニーなら今回困らせたのはキャップということで、つり合いがとれているのかもしれないね。

アベンジャーズを国連の管理下にするのを是とするか否かについての言い分だけならトニーの言い分もキャップの言い分もわかる。私の中でも「正義を自分たち(超人)が決めようだなんておこがましいよねー!」と言う天使と「ヒーロー映画でそれ言っちゃダメだろ!ヒーローが悪と言ったら悪なんだよ!」と言う脳筋がいるのも事実。

よくわかんないんだけど、国連の管理下に入ると「国境なきヒーロー」みたいになるのか……?

 

トニーの方が(心情的に)説得力があると思ってしまうのはIM3やAoUのトニーの苦悩(とかいう美しい言葉で濁したくないくらい、この2作ではトニーにムカついていた)を見てきているから。一方キャップが正義の自由を求めているのは終始「バッキーの為だろ!」の一言だからなあ……。いやわかるよキャップにとってバッキーがどれだけ大切な存在かは!FAでもWSでも見てきたし今回ペギーが亡くなっていよいよ昔を共有できる数少ない友達だし。でもそれはかなり私情入っているなって……。

 

まあこの二人のことは比較的どうでもよくて、この映画最大のアツイシーンはやっぱり空港での戦いだと思う。

そこでMCUスパイディの登場。この登場シーン、キャップに「ファンです」って言うところとかペラペラおしゃべりするところ、期待していたままのスパイディだった。トム・ホランドアンドリュー・ガーフィールドよりどちらかと言うとトビー・マグワイア寄りなので「これだ!私の頭の中にあるピーター・パーカー像はこれなんだよ!」と思わせてくれた。ラストでスパイディマークを天井に映しているのもウルトラほほえましい。8月に2度目のリブートが公開されるが、ベンおじさんにはぜひともライミ版的な死に方を望む。

 

あと私はアントマン観たことないけど、これ観たらアントマン観たいなって思えた。もうHuluでは公開終わってしまっているからレンタルするしかない……。

 

うっすい感想だけどキャップにもトニーにもそれほど思い入れがない私にとっては、スパイディがただひたすらカワイイなっていう映画だった。