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【映画感想】スパイダーマン/ホームカミング - 親愛なる隣人2度目のリブート

あなたの親愛なる隣人、スパイダーマン!!!!

 

テキトーなあらすじ

シビル・ウォーの続き☆

 

公開中作品なのでたたみます

 

 

マジでシビル・ウォーの続きなのでピーターはすでにスパイダーマンになった後だしベンおじさんもすでに死んでる。「大いなる力には大いなる責任が伴う」この言葉を身をもって教えてくれたベンおじさん……このベンおじさんの死があって、ピーターは「町を守る」ヒーロー活動に精を出し始めるわけだから、それが描かれていない本作でなぜスパイダーマンがヒーローとして人助けをしているかというと、「トニーに認められたいから」で「アベンジャーズに入りたいから」。はあ……。トニーの「親愛なる隣人でいろ」という言葉に視聴者としては頷きつつも、シビル・ウォーで(少しだけど)巻き込んでおいてその後放置はちょっとひどい気もする。まだ高校生なんだよ!

 

私が最初「こんなのスパイダーマンじゃない」と思ったのはピーターが学校で冴えない少年なんだということがいまいち伝わってこなかったのと高性能トニースーツのせい。ライミ版なんてバスを追いかけて走ったんだからな!スーツは性能がアイアンマン的なので、中身がピーターなだけのスターク社製スパイダーマンって感じがした。スパイダースーツは最初ピーターのボロボロ手作りだったのを彼が改良してだなあ……と思っているタイプなので笑。色々あってスーツは取り上げられちゃって、その後はスパイダーマンならではの良さを十分発揮してたけどね。

 

エレベーターで、フェリーで、息を飲むような映像の連発! エレベーターのシーンだって、リズが助かるかどうかわかりませんからね! フェリーは……仕方ないけど、スパイディが体を張って分裂を食い止めるシーンがサム・ライミ版2を彷彿とさせてじ~んとなり、大衆の「スパイダーマン!」という声、あの声があるからこそスパイダーマンは親愛なる隣人なのにトニーがいいところを持って行って結局「アイアンマン!」になっちゃってがっかり。

 

ホームカミングではリズを迎えに行ったときで迎えた父親がヴァルチャーだったと知ったときの緊張感、よかった……。父は父でピーターがスパイダーマンだと見抜くんですよね。声だけでわかるものかな……。でもここで娘を助けてくれたピーターのことを見逃し、ピーターは戦いの後危険を顧みずヴァルチャーを助ける。ここでやっつけるんじゃないところがいい。ヴァルチャーには家族がいるしそもそも彼がヴァルチャーになったのは部下もろとも仕事がパアになったからなんだけど誰だって不満だよねこんなの。

ヴァルチャーは刑務所でかつての仲間?にスパイダーマンの正体知ってんだろと言われるが「知ってたら殺してる」と言ってはぐらかす。こうやってかつての敵が微妙な庇いを見せてくれるの、好きだよ……。

 

MCUとしては、アベンジャーズの名前こそ頻繁に出てくるしピーターもかなり意識しているけど、他のヒーローはアイアンマンしか出てこないので(そのアイアンマンに時々おいしいところを持っていかれるが)スパイダーマンにどっぷり浸かれる。

アメコミにこれ言っちゃだめだと思うけど、私クロスオーバーあまり好きじゃないんだよね。どうしたって個々が薄くなるし濃淡出るし、誰にも正体を明かすことなく、明かすとしたらごく親しい人にだけで、孤独に悪に立ち向かうヒーローが好きだからさ……。そんなわけなのでアベンジャーズどーーーーん!!!って具合ではなかったのが安心した。

もちろんライミ版が至高という私の考えが変わったわけではないけど、アメイジングは超えているかも……個人的にはね。