もちろん偏見だってわかってるけどこういうラノベ一歩手前みたいな小説って大抵面白くないんだよね……ライトミステリみたいなやつ……。
カメ止め観た時の予告で東出昌大がものっすごくイケメンだったのできゅんときてうっかり公開日に観に行ったわけですが、やっぱり話はふつうだったよ。
面白いけど、人に勧めるほどではないかなって感じ。
ただ、これだけは言わせて
東出昌大目当てなら大いにアリ
テキトーなあらすじ
キヌ子キヌ子キヌ子
予告の時点でわかってたことだけど、主人公たる大輔&栞子がめっちゃ地味。地味なだけならともかく栞子のめがねと髪型とメイクと服がださい。店覗いてこんな地味な女が居眠りしてる姿なんて、ファーストインプレッションとしては最悪なんだけど大輔は何がきっかけかさっぱりわからないが栞子に惚れているっぽい。でもこういう地味な女は男受けいいよね
一方過去の絹子と嘉雄が素敵カップル。
絹子が手に載せたグリンピースを咄嗟にぱくっと食べた時の嘉雄の「えー?」って感じの表情から、頭ぶつけて卒倒する姿まで、カワイイとかっこいいが混在している……。こんな男と結婚してる杏が羨ましい……。
この二人は、悲恋に終わることがわかっていながらどういう終わりを迎えるのか、どきどきした。
現代で、観てる側からは大庭葉蔵の正体がバレッバレなのでいつ馬脚をあらわすのかなあと思ってたけどあっちがしびれを切らして出てくる展開だったのもちょっと萎え。
でも稲垣が晩年に固執する理由、おじいさんが火事の中でも焼かせまいとしたその本こそ絹子の写真に写ってた晩年ってことがすごくよかったよ~~何の関係があって現代と過去が(演出的に)同時進行しているのかなと思ってたので。
とはいえ大輔が文字だけの本を読めなくなった理由とか稲垣がそこまで晩年を追い求めた理由とか、「そんなことで?」ってどうしても思ってしまう。
ラストで大輔が「僕にはあなたが必要です」(だっけ?)とか言うところは結構台無しだったけど原作にもこんなこと書いてあるの……
予告だと過去の話もかなりボリュームありそうな印象を受けるけど現代が6~7割。
原作読んだ人がどう思うのかわからないけど、まるで知識もないまま観た身としてはストーリー(主にミステリ部分)はかなりラノベ的だと思いつつ、東出昌大が最高だから観たことは後悔してない。そんな感じ。絹子もかわいいよ。
ライトなミステリって私は物足りないから好きじゃないけど、こういうジャンルが好きな人には刺さるかもしれない。
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