原作? 漫画?
映画の時はつまらないって言ってすみませんでした!
別に言うほど先生クズじゃなかった。軽いけど何回か注意してたわ。
川井さんが吐くほど嫌いだったから他のキャラクターにあまり関心が向かなかったけど、真柴くんも割とヤベーやつだったし映像で見たら引いたけど直花はまっすぐでまともな気がしたし佐原さんいい子だったし川井さん以外のキャラクターの内面に注意が向いたよ。
これ、最初から最後まできちんと読んだら映画がすごく良くできてるなって思いました(?)
いや映画つまらなかったけど、つまらなかったのは脚本や構成のせいではなく、私が前情報を一切持ってなかったせいで「あ、こういう話……?」ってなったせいだと思う。
だってこの映画、「いい」とは聞いてたけどみんな何がどういいのかあまり喋らないから。
とにかく、7冊の原作を削ぎ落としすぎず詰め込みすぎずナチュラルにあの尺に収めてるのが単純にすごいと思った。映像化の際に落とされた部分によって印象が変わるところは若干あっても、それは原作の方が詳しいというだけで、話の根幹は全然ブレていない。
もし元々漫画のファンだったら、理想的な映像化なんじゃないかと思うほど。
一番好きなのは直花と西宮が観覧車の中で話すシーンと、ラスト直花が将也に向かって「やっぱりあの子のこと好きになれない」って吐露するシーン。その言葉に対して将也は「好き嫌いだけが全てじゃない」って言う。前に観覧車の中で、直花自身が、嫌い同士でも平和にやっていくことはできると思うのって言っていたけれども。
直花が西宮のこと嫌いなのすっごくわかる。
でもその嫌いな相手に向き合おうとしているの。向き合いたくなんてないはずだしそんな義理ないはずだし読みながら「そこまですることないよ〜」って思ってました。
「あんたは昔も今も私と話す気がないのよ」って本人に言うからね……直花は好きだ……。
もちろんこれらのシーン映画にありましたけどね。
佐原さんが銀賞獲って「植野さんをずっと追いかけてきたから」とか言う素晴らしいシーンは映画にありましたっけ。私寝てたかな?
小学生の時は仲良しでもなんでもなかった二人が進路を同じくしているのすごくいい。
ところで私は中学2年生になる頃にはすでに連絡取り合ってる小学生の頃からの友達とかゼロだったよ。1年生の頃はメールしたりマンションですれ違ったらお喋りしたり、そのうちすれ違いもしなくなって(帰宅時間が違うからかな?)いまではみんな何してるのかわからないし。それはやっぱり新しい環境の方が大切だったからなんだよね。当たり前だけど。
だから、高校生になってまた過去の友達と付き合う機会を得るのは本当にレアだと思う。まあ、それは単にみんなが地元の学校に進学し続けたというだけのことなんだろうけど。
映画だと川井さんが嫌いすぎて蕁麻疹出そうでしたが、漫画読む時は川井はこういうやつだとわかっていたので意外と映画以上に嫌いになりはしなかったのですが、西宮が割とイライラさせてくるのよね……。
漫画のヒロインが苦手ってキッツイな。