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【お食事】神楽坂にある甘味処、紀の善

 

久々に出社してと言われたので出社した。

ここ2ヶ月以上、まじで外食をしていない。最後に行ったのが3月下旬だ。

この機会に、私は絶対に外食をしたかった。家の皿をもう見たくなかったし、人に何から何まで用意してもらいたかった。もう今、カップ麺にお湯を注ぐのすら自分でやりたくない気分だった。

 

何か新しい店を開拓したい気持ちもなくはなかったが、それよりはしばらく行っていない、好きな店を支援しようと思い神楽坂の紀の善へ向かった。

 

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理科大生と法政大生で紀の善を知らない人はモグリか他キャンパスの人間だ。

それくらい、普段の紀の善というのは大学生と年配のご夫婦なんかで賑わっている。回転は悪くないはずなのにいつも行列ができている。

 

しかし今日は席数が減らしてあり、客数も少なく、大学生らしき人はいなかった。

店内には上品な年配の方しかいない。彼女たちは司馬遷史記について話していた。

普段声の大きい大学生が将来の話や研究の話をしているのを聞いてはいるけれども、あのくらいの歳の方が友人と思われる人と甘味を食べながらどんな話をしているのか知らなかった。

そうか、ああいう人たちって日常的に司馬遷の話をするんだ。そう思った。歴女だったのかもしれないがそれは知らん。

私は4〜5人用の席に堂々と座り、えび釜めしを注文した。

 

紀の善に数え切れないほど来ているのに、実はご飯を食べたことがない。ここは基本的に甘味処で、名物は抹茶ババロアだからだ。抹茶ババロアしか食べたことがない。

でも今日は昼ごはんのつもりで入ったのでえび釜めしにした。

甘味は割とすぐ出てくるがめし系は20分ほどかかる。貴重なお昼休みに焦りたくない人には向いていないかもしれない。ちなみに私は午後出社だったので割と時間に余裕がある状態で来店した。

 

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エビもプリプリだし美味しいし、っていうか人が出してくれている。

お盆を出し、ご飯ができたら持ってきてくれる。

お茶を飲み干せばいれに来てくれ、食事が済んだら下げてくれる。

外食は普段自分では作らなかったり作れなかったり、作るには面倒すぎるものを食べるのが醍醐味で、あとは店の雰囲気とかそういうのを楽しむものと思っていたけれど、

人が全部準備してくれる

これって実はすごいことなんじゃないだろうか。

月に一度でいいから、何から何まで人がやってくれて、片付けも洗い物の必要もない、「これ食べたい」って言ったら出てくる、そういう食事が必要なんだ。

テーブルを拭く必要さえない。最高だ。

 

感動しながら釜飯を食べた。お腹いっぱいで、正直あの半分の量でいいなと思ったけど、まだ頑張ればいけそうだったので抹茶ババロアも注文した。これを食べずに退店できない。

メニューを見て「増税以上に値上がった?百の位は8だったような」と思ったが、800も900も変わらんしここまで来て100円をケチるなと思い直した。

多分私はこれが1,000円になっても食べる。今だって1,000円みたいなもんだし(961円)。

 

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この餡も甘さ控えめのクリームも、抹茶の渋みをほのかに感じるババロアも紀の善以外では食べられない。世の抹茶スイーツは甘いと思っている人は絶対食べてほしい。

 

ちなみにこれを13時くらいに食べて、20時までまるでお腹が空かなかったので夕飯はバナナだった。単に味やボリュームのほか、「自分が納得できるものを食べた」という満足感が大きかった。