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【映画感想】トップガンマーヴェリック - 気持ちのいいハラハラ感、観て損のないアメリカ映画

トップガン(前作)がそんなでもなかった人にもおすすめ!的なツイートを見て、私はまさにトップガンがそんなに面白いとは思わなかった(普通だった)人間なので「ほんとかなあ〜〜」と思いながら観に行った。

 

めっちゃ面白い

話は単純だが、単純だからこそ良い。

 

(原題:TOP GUN:MARVERICK)

テキトーなあらすじ

マーヴェリックはあるミッションのためにトップガンパイロットたちを訓練する教官になるが、そこにはグースの息子・ルースターがいた。

 

※以下ネタバレ

 

まず序盤にDanger Zoneが流れる。これだけで心はトップガンの世界に飛び込める。

ミッションはウラン濃縮施設を破壊することだが、敵基地には対空ミサイルが配備されているため低高度で飛ばなければならず、終盤には急上昇しなくてはならないし、敵国でトップガンメンバーを追ってくる機体は第五世代戦闘機であり、F-18とは性能が違う。らしい。施設を破壊できても、その後無事全員が帰投するのは難しい、そんなミッションだ。

マーヴェリックはパイロットたちと訓練を重ねるが、後ろ盾たるアイスマンが亡くなり、一旦は教官の座をおろされる。代わりの教官であるサイクロンはパイロットたちに、マーヴェリックが指定したのより緩い条件(つまり敵に攻撃されやすい)で指導しようとする。マーヴェリックが指定した条件をクリアするのは至難の業だからだ。

しかしマーヴェリックは難易度の高い条件で実際に飛んで実行可能であると証明してみせ、それを見たサイクロンは本来は教える立場に徹して出撃する予定がなかったマーヴェリックを出撃させることにする。マーヴェリックは僚機を誰にするか問われ、ルースターを指名する。胸熱。

ルースターは速度を出し切れず遅れていたが、マーヴェリックの「考えるな。行動しろ」という言葉を思い出し、加速する。この急加速に付き合わされたペイバックには少々同情した。

ミッションはほとんど成功したが、ルースターを助けてマーヴェリックが被弾、墜落してしまう。救援許可を司令塔(かな?)が拒否し、全機に帰投を命じるが、ルースターは無視してマーヴェリックの救援に向かう。かろうじてマーヴェリックは生きていたが、敵機に捕捉され、銃撃を受けそうになったところをルースター機が敵機を破壊しマーヴェリックを助ける。胸熱。

マーヴェリックはルースターを一応叱るが、助けてもらったので一緒に敵基地に保管されているF-14を盗み出し、敵地からの帰還を試みる。「えーもう遺物なんすけど」と宣う若きルースターに対し、「あれでミグ3機を撃墜したんだ」と返すマーヴェリック。胸熱〜〜〜〜!!!!

このF-14での帰還の最中も、敵機に襲われた上弾切れになり、あわやというところをハングマンが助けてくれ、無事帰投してヒューヒュー!ってなる。もう最高である。これが観たかったのオンパレード。

ルースターがマーヴェリックに向かって「父の代わりです」とか言うところで何度でも泣ける。

 

前作も、途中まではそんなに面白くなかったのに最後ヒューヒュー!ってなって「なんかすべてが良かった」みたいな気にさせられたけど、今作は途中までも良い上に最後ヒューヒュー!ってなるので完璧。

 

深く考えてはいけないのだろうが、敵とはいうものの戦争中ではなさそう(攻撃の理由はNATO条例に違反したこと)なのに、勝手に敵基地を攻撃し、プラントを破壊し、作戦実行チームが帰投したからといってめでたしめでたしで済むものなのだろうか。これって奇襲では? 

あとは第五世代戦闘機は単なる敵の主力ということなのかもしれないが、そういう機体を有する敵国で、遺物呼ばわりされるF-14に爆薬が積んであるものなのだろうか……。

まああまり考えないでおこう。とにかく熱い展開を見せるのに、細々した設定は要らんのだから。

 

序盤に最近は無人機があるからパイロットは不要になるとかいう話があった上で、ラストで古い機体が最新の機体に勝てるほど、パイロットの腕、人間の力というものを見せてくれるのがよかった。

 

最初の方でマーヴェリックがバイクに乗ってるシーンがかっこよすぎて大型二輪の免許を取りに行きかけたが、そもそもあのバイクの価格が300万くらいすると知って諦めた。


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