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【映画感想】スター・トレック(2009) - スター・ウォーズと双璧を成すSF金字塔

スター・ウォーズエピソード4が大して面白くなかった私が、こういう正統派(?)なSFを楽しめるのか、非常に疑問で検証してみる気もさらさらありませんでしたが、この続きのイントゥ・ダークネスが名作という噂を耳にし、さらにはNetflixで新シリーズの公開が決まったとなれば観ない理由がない!この宣伝もかねてか、今Netflixではかなりの量の「スター・トレック」が配信されています(これって全部?)。ドラマまで観るのはなかなかハードルが高い(時間的にも時代的にも)。

 

結論から言うと面白かったです。まったく期待していなくて、寝なけりゃ上々くらいの気持ちでいましたが寝るなんてとんでもない。なにせ展開が早いし、常に何かしら起きているんですもの。それでいて意外性もある(ウフーラが……)。私は宇宙系SFとは相性が悪いと思っていましたが、考えを改めま……、例外を認めます。

 (原題:Star Trek)

テキトーなあらすじ

ジョージ・カーク(クリス・ヘムズワース)が序盤で死亡し、その息子であるジェームズ・T・カーク(クリス・パイン)が大……活……躍……。

 

 

道理で序盤からクライマックスみたいな展開のわけだ!華のある人物の早々の退場が辛い。この展開だとジム母は生きていそうなんですが、出てこなかったような。

 

序盤からクライマックスと書きましたが、この映画は常にクライマックス一歩手前みたいな雰囲気が漂っているので飽きませんでした。スター・ウォーズを1.5倍速で再生した私でも。

 

ただ何の説明もなく異星人と同居していたり、平行世界?の未来?の人物と会ったり、リブートにしてはシリーズものの途中から観たみたいな違和感が拭えない。ひょっとしてドラマシリーズを観た程度の知識が視聴者にあると思って作られている……? と疑問符飛ばしまくってましたが(意味が通じないというほどではありませんよ、全然!)それもそのはず、このスター・トレック(2009)はネロがどっかで歴史改変した結果の世界らしいです。だからここから観始めても通じるけど、続編?といえば続編、前のシリーズのどこかの地点から分岐した別の世界線の話なんですね。な、なるほどー。

 

ド正統派なSFだったんですけど、私はウフーラがスポックとくっついて、最後まで開いた口がふさがりませんでしたよ。ア、アメコミのセオリーから外れている……(※アメコミではない)

なんとジムは誰ともくっつきません。ヒーローなのに。しかもウフーラと序盤でフラグを立てていたのに。こうして序盤でつれないヒロインがやがて「主人公素敵♡」ってなるんだろうな、と思って観ていたのに……。途中でスポックとの仲がこじれてジムとくっつくのでは?と思ったけどそれもなかった。

ストーリーの中で、ジムが一番心を近づけたのはスポックでしたね。ナントカ星の老スポックに「別の世界で大親友だった」とか言われたからそんな気にもなったのかもしれませんが。

スター・トレックのあらすじも知らない頃から、スポックの(バルカン人の?)風変りな風貌だけは知っていたので、主要キャラなんだろうなとは思っていたけど、もしかしてこれってジムとスポックの名コンビみたいな話なの……?

 

 

次は名作と評判のイントゥ・ダークネスです、が……NetflixでGOTHAMシーズン2が配信されてしまったのでそれを観てからにします。