この間ユニバでニンテンドーワールド行って、マリオオデッセイとマリオカートを買ってマリオ三昧してるから観に行った本作。
まさかマリオの映画でTake On Me(a-ha)とかThunderstruck(AC/DC)とか聞くと思わなかった……。
テキトーなあらすじ
ブルックリンで配管工を営むマリオとルイージは、壊れた排水管を直しに行く途中で土管に吸い込まれてしまう。その先でルイージはダークランドへ、マリオはキノコ王国に落ちる。
冒頭、マリオとルイージが務めていた会社を辞めて独立、元上司?のスパイクに「独立してやってけるか!」と言われ、家族からは「会社辞めんなよ!」「もう辞めちゃったんだよな!」「せっかく入った会社を辞めて独立するなんて」「弟まで巻き込んで何がしたいんだ」などと言われてもうやめろ……という気持ちに。マジで何を見せられているのかと思った。
その後マリオはブルックリンが水浸しになっているというニュースを目にし、それを直しに行こうと言い出す。この時ニュースに出ているのはポリーン市長。
ルイージが土管に吸い込まれて、落ちた先のダークランドはホラーな雰囲気。やったことないけどルイージマンションみたいな演出。可哀想……。
ルイージはやがてクッパに捕まり檻に入れられるが、そこには不穏なことばかり言って同じ囚われの身のペンギンたちをイライラさせてる青い星がいた。
「逃げ道ならあるよ。それは唯一の希望、死……」とか言い出す。
こいつはこの後生贄になり損ねた時残念そうに「あ〜あ……」って言う。
なぜか捕まっているクリボーもいる。
マリオが落ちたキノコ王国ではさっそく変わり者のキノピオに出会い、ピーチ姫のところまで案内してもらう。なぜか見ず知らずの人間に親切にしてくれるが、何が目的で?
ピーチ姫はクッパがスターを手に入れたことでキノコ王国に攻めてくることを懸念し、コングと同盟を組もうとしていた。
そこへやってきたマリオを人間として珍しがる。ルイージがダークランドに落ちてしまったことを話すマリオ。ピーチはマリオの身体能力を試そうと突然高難易度アスレチックを要求してくる。初心者にこれは無理でしょ。
当然マリオも失敗しまくり結局最後までクリアはできなかったが認めてもらえ、一緒にコングのところへ行くことになった。
コング界の主な移動手段がマリオカートぽい。クランキーコングが王様なのだが、私はファンキー年寄りが好きなのでクランキーのこともすぐ好きになってしまった。軍勢を貸すのに息子のドンキーコングとコロシアムで戦って勝ったらいいよと言われ、マリオはドンキーコングと戦うことに。なんだかんだで勝って軍を貸してもらい、クッパ城までカートに乗って行く。
途中でクッパの軍勢に襲われてドンキーコングとマリオが海に落ちるのだが、憎まれ口を叩きつつ助け合う姿がなんかいい。しかしドンキーコングもマリオも「父親に認めてもらえない」ということを互いに吐露するシーンはそういうのいいからってなった。
海に落ちたところを助けてもらって「助けてくれたんだな……」と言った後なのに「お前の父親の見る目は確かだ!」とか言いながら煽ってくるドンキーコング……好き
ドンキーは捕まっていたクランキーを助けてなんとかダンスを解禁してもらい(?)、マリオたちはワープホールに吸い込まれてクッパたちごとブルックリンに来てしまう。
ブルックリンを舞台にクッパと戦うことになるがスターの力を借りて無敵になったマリー音ルイージがクッパを撃退し、父親に「自慢の息子だ」と言ってもらって、スパイクも彼らを認めて街のみんなには拍手とかしてもらって「出来過ぎのハッピーエンド(by青い星)」。
個人的にはおまけ程度でしかない、あまり重要視されない要素でありながらもマリオに”父親に認めてもらいたい”という思いがあること自体がすごくノイズに感じられた。
マリオの性格ってどんなだと聞かれたら説明できないけど、少なくともこういう内面の葛藤があるキャラクターだとは私は思っていない……若干解釈違いだったこれ。
あともっとミッキーみたいな喋り方するイメージある。ない?
今作でピーチ姫はキノコ王国に迷い込んだ人間で、祭り上げられて姫になったことになっていた。他作品ではどうなのか知らんけど。多くのキノピオよりピーチ姫の方が勇敢なので、なんか外部の人間でもより強いものに守ってもらおうと思うキノピオ族たくましいな……と思うなどした。キノピオたちは自分がかわいいという認識でいるようだが、正直世の中でキノピオが可愛いと思われている感じしないんだけど。
それはそれとしてアスレチックやマリオカート、オデッセイの要素とかマリオのあるあるを全部ストーリーに絡めるのは上手だった。よく知らない他の作品も随所に取り込まれているんだろう。
面白かったけど私は配信で観れば十分だったかな。ただ劇場は土曜だけあって親子連れが多く、子どもの笑い声とか感嘆とか、キャラの名前を呼ぶ声とかが時々あって楽しかった。