月と星のエンタメ感想ブログ、

映画、本、漫画、ゲーム、イベントetc、いろいろなものの感想を書いていきます。役立つ情報はありません

【映画感想】スプリット - 演じ分けすっごい

(原題:Split)

テキトーなあらすじ

クラスに馴染めない女子高生ケイシー(アニャ・テイラー=ジョイ)はクラスメート2人と一緒に誘拐されてしまう。

 

現在アマプラで見放題です。

アンブレイカブルと共通の世界観を持つ1本。いま公開中のミスター・ガラスと合わせてM・ナイト・シャマランユニバースとも言うべき3作。

ちなみに私はアンブレイカブル合いませんでした。

なんか地味だったからさ……。

※私は最後に大爆発が起きると面白い映画だったと思うタイプの人間です

 

アンブレイカブルが面白くなかったからスプリットも観てないしミスター・ガラスももちろん観ない。そう思っていたけれど、このスプリット、かなりよかった。

まあ良さの半分はジェームズ・マカヴォイの演じ分けかもしれないけれども。

 

ケイシーはクラスに馴染めないと書いたけれども、一人でいたいから積極的になじまないようにしているので、馴染めないわけではない。クラスで問題児のようだけど誘拐されてからは他の2人よりも冷静。

この事件はそもそもケイシー以外の2人が原因で、ケイシーは巻き込まれただけなんだけどね。

その2人のある”いたずら”が原因でデニスの誘拐に至ったわけだけれどもこの2人も悪い人間というわけでもない。そもそもクラスで浮いてるケイシーをパーティーに誘ってくれるし(思いっきりお情けって言ってるけど)、脱出するのに協力して、と説得しようとする様子もケイシーを見下している感が全然ない。

偏見かもしれないけど浮いてる子ってそもそも見下されがちじゃない?

殺されるほどの悪い子たちじゃなかったのにな……と思ってしまう。

 

オリジナルの人格であるケヴィンのカウンセリングの様子とケイシーの過去が度々挿入されるが、特にケイシーの過去がかなり退屈だったのが残念。特に途中まで鹿がどうだ狩りがどうだ、って、「何の関連が?」と思ってしまうようなものだったから。

ケヴィンのカウンセリングシーンで、多数の人格の中で特にデニスとパトリシア(とヘドウィグ)だけが特に暴走しているのであり、バリーをはじめとする他の人格は助けを求めているというのがわかり、犯人であるはずのケヴィンにも同情してしまう。

23人の人格と言っても主に出てくるのは4〜5人なんだよね……。

他のサスペンス物でもそうだけど、加害者の方にもなんらかの苦しみがあるものが好きです。

 

アンブレイカブルと世界観が一緒だと言っても、特にアンブレイカブルを観ている必要はないかな。観ていないと最後にミスター・ガラスやダンって誰だよと思うくらいだと思う。でもそんなシーン一瞬だしググればわかるし。

 

私はアンブレイカブルの記憶が朧げなので「そんなシーンあったっけ?」と思いましたが、インターネッツではきちんと前作の記憶が確かな人間がいらっしゃるようで、ケヴィンの小さい頃にダンが接触しているらしいです。母親からの虐待に気がつきながらダンが助けられなかったのがケヴィンなのだとか?

えっマジでそんなシーンあったっけ??

機会があれば見返してみようかと思います。。。

 

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村