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【映画感想】スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム - これは……夢?

なんとかネタバレを目にすることなく劇場までいけたけど、多分これはネタバレを見ていても信じなかったと思う。

まあ……とにかくスパイダーマンの総決算という作品で、これが観られるとは思っていなかったし今でも「それは夢だよ」って言われたら「夢か……」ってなる。

 

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(原題:Spider-Man:No Way Home)

テキトーなあらすじ

正体がバレたピーターはマスコミに追われる存在となる。世を騒がせていることで友達もろとも進路が危うくなり、ピーターはドクター・ストレンジに自分の正体を忘れさせることができないか頼みに行く。

 

以下ネタバレ

 

できれば歴代ヴィラン出るよっていう情報も隠しておけたらもっとすごい驚きだったと思うね。

 

ストレンジが魔術をかけている間にピーターが「MJには忘れてほしくない」「あ、ネッドも」「あ、メイおばさんにも」「ハッピーは……」とか話しかけまくったおかげで魔術が暴走し、なんとか封じ込めたもののマルチユニバースの「ピーターを知る人」を呼び寄せてしまう。

ストレンジに言われて大学の偉い人に嘆願しに行ったピーターは空港への道でドック・オクに襲われるが、ドック・オクは自分が戦っているスパイダーマンの素顔を見て「誰?」となる。

マルチユニバースから集まってしまった人たちを集め、魔術を逆転させれば元の世界に戻せると話すストレンジ。

そこでピーターはエレクトロとサンドマンを捕まえる。

グリーン・ゴブリンは人格がノーマンの時に出頭してきており、リザードマンはストレンジが捕まえておいてくれたのでこれでさあ返すぞとなった時、彼らが元のユニバースに戻れば死ぬ運命にあることをピーターは悟る。

彼らの突然変異を直して普通の人間に戻すことができれば、彼らは死なないのではないかと思ったピーターはストレンジから魔術の封じ込められた箱(長ったらしい名前がついていたが忘れた)を奪う。

 

ピーターとヴィランズは一旦メイおばさんの家に集まり、スターク社製の機械を使って彼らを治療しようと試みる。

オズコープ社がこの世界にはないってノーマンに言われるまで忘れてたけどそういえばそうだな……。スターク社があるから?

まずドック・オクの”治療”に成功、ドック・オクはチップの支配から抜け出す。

次にエレクトロ……というところでノーマンにグリーン・ゴブリンの人格が戻ってきてしまう。

エレクトロは「普通の人間に戻ること」に迷いを感じていたので途中で”治療”をやめ、敵対してしまう。

比較的協力的だったサンドマンまでもがなぜか敵対。

 

若いピーターがもう高齢のウィレム・デフォーを殴り続ける姿は絵面としてたいへん厳しいが、とにかくふたりが戦ってメイおばさんは巻き込まれて死んでしまう。

メイおばさんは「正しいことをした」「大いなる力には大いなる責任が伴う」とピーターに言う。「大いなる力には大いなる責任が伴う」……この言葉死亡フラグじみてきたね。

この世界のベンおじさんはどうなっているんだろう。

 

一方ネッドとMJはピーターから連絡がないことにやきもき。ネッドはピーターがストレンジから奪った指輪を身につけているのであの輪っか(伝われ)を出すことができ、「ピーターに会いたい」と念じると輪っかが開いてスパイダーマンがやってきた。

しかしマスクをとるとそれはアンドリュー・ガーフィールドだった(ここ劇場でどよめきが起こった)。次に念じるとトビー・マグワイアが……(アンドリューピーターの登場とくればさすがに予想できたけれども、私はここで気を失いかけました)。

そもそも迷い込んでいるのだって彼らの世界のヴィラン

彼らはトムホピーターに会いに行き、「気持ちがわかる」と告げる。彼らは皆それぞれに大切な人を失った経験がある。トビーピーターのせいで死んだベンおじさん(あと敵対してしまったハリー)、アンドリューピーターが助けられなかったグウェン……。

 

彼らを”治療”して元の世界に戻す計画を3ピーターは実行することになる。

なんといってもピーターは全員頭いいので効率がいい。

トビーピーターがウェブシューターなしでウェブ出せるのすご〜い!って他の2人に言われるシーン、多分二次創作で見たことある。

どのヴィランに一番苦戦したか3人が話すシーンも多分二次創作で(ry

 

ヴィランズを”治療”する装置を作り出せた3人はヴィランズを自由の女神に引きつける。

しかしチーム戦をしたことがあるのはこの中ではトムホだけなので連携にはやや難が……。

結局スパイダーセンスを信じて戦おうぜということになりうまくいくものの、グリーン・ゴブリンの爆弾で足場が崩れ、MJとネッドが投げ出されてしまう。ネッドはストレンジのマントが助け、MJの救出に間に合ったのはアンドリューピーター。グウェンの時間に合わなかったが、今回彼は別ユニバースの自分にとって大切な人を同じように失うことを防いだ……ここ私でも泣いたのでアメスパのファンだったらもう涙が涸れるほど泣いたと思う。

ちなみに私はドック・オクがトビーピーターに「大人になったな」とか声をかけたシーンでボロ泣きした。おそらくノーマンが無印から、ドック・オクが2から、トビーピーター本人は3のずっと後から来ているはずなので、トビーにとってはノーマンもドック・オクも死んだ人であり、彼のユニバースでドック・オクからこんな言葉をかけられることはないし、2のドック・オクの苦い最期を思うと、もう……スクリーンが霞んで見えないほどである。

ドック・オクは治療が済んでいるので敵対しておらず、エレクトロからピーターを助けてくれる。

 

メイおばさんの仇であるグリーン・ゴブリンとトムホの戦いになり、トムホはグリーン・ゴブリンにグライダーでとどめを刺そうとするものの、それをトビーが止める。ここも泣いた……。ノーマンは別にトビーが殺そうと思って殺したわけではないが、「スパイダーマンとの戦いで父親が死んだ」という事実によりトビーはその後ハリーと敵対してしまう。ノーマンを二度は死なせなかったこと、そして復讐心のままにトムホに殺人を犯させなかったこと……はあ……今でも泣ける。

トビーはノーマンに後ろから刺されて怪我をするが、結局アンドリューピーターがトムホに装置を投げ、ノーマンの正気を取り戻させることに成功する。

ストレンジは暴走する魔術をおさめようとするがうまくいかない。

トムホピーターはみんなが自分のことを忘れれば何もかも元に戻るかと尋ねる。なぜそうなるのかよくわからないが、そういうものらしい。

トムホはマルチユニバースのピーターたちと、ネッドやMJにも別れを告げる……。

 

スパイダーマンの正体が世間から忘れられたが、ピーターの存在もまた忘れられてしまった。

ピーターはMJのバイト先へ行き、自己紹介をしようとするが、そこでネッドとMJがMIT行きを楽しみにしているのをみて、自己紹介をやめてしまう。

ピーターは小さなアパートで新生活を始めるがその段ボールには高卒認定試験の問題集?が……。

MITがぁ!!

てっきり「MITで会えるね!」的な展開になると思っていたが、ピーターの方は高卒認定試験の方からしなくてはならないようだ。なぜ?? 高校からも除籍されたの?

 

最初のストレンジの魔術ではせいぜいが「スパイダーマンの正体をみんなが忘れる」程度のものだったのに、ピーターの存在ごと忘れ去られることになるのちょっと納得いかないかな……。

 

ひっそりと巻き込まれていたエディ&ヴェノムは酒場で飲んだくれていたら突然魔術に巻き込まれて元の世界に送り返されるというサービスシーン以外のなにものでもないシーンが挟まるんだけど、これがまた余計だという気がしてならない。

その場にいなくても魔術の対象になるなら一箇所に集める必要なかったよね?ってなるし、マルチユニバースから来た人が全部で何人いるかわからなかったんかいという気持ちもある。なんであの5人(+2人)で全部だと判断したのか……。

もっというとサンドマンが元の世界に帰ることや自分の元の体を取り戻すことには協力的だったのに、いきなり敵対してきたのはよくわからなかった。どういう心理状態?

ヴェノムのシーンに関して言うと、元の世界に戻る際ヴェノム(の一部?)がこちらに取り残されている。

そういうこともあるの!?!?

ストレンジ先生の魔術、よくわかりません。ドクター・ストレンジを観ていないからなのでしょうか?

 

私はトムホスパイディはスパイダーマンにしては仲間が多すぎると思っていたので今回全部失ってよかった、いやよくはないんだけど、スパイダーマンでいることと、ピーター・パーカーのプライベートな幸せを両立するのは私的にはスパイダーマンっぽくないというか……制約の多いこどもだからこそ縛られるものが多いことがスパイダーマンの魅力だと思っているから、今回の結末で良かった。

 

とにかくみんなが観たいと口々にいいながらも実現することがないだろうとも思っていた歴代スパイダーマンの集結を目にして、本当に色々……ありがとうという言葉でしか言い表せない。

そもそも私がアメコミ観ているのも元はと言えばライミ版スパイダーマンに惚れこんでのことなので、トビーが再びピーター・パーカーを演じているのを観ることができて本当に嬉しい。しばらく信じられなくてCGかと思った。

あとエレクトロだっけ? 「クイーンズ出身で貧乏なんて、スパイダーマンの正体は黒人だと思ったのに」的なことを言った時にアンドリューピーターが「どこかに黒人のスパイダーマンもいるよ」って言ったのもほんとよかったね。

こういう歴代スパイダーマンを集めるなんていうお祭りをやってのけたのもすごいけど、やっておいて(多分)どの代のスパイダーマンのファンも失望させていないだろうというところもすごい。

 

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