月と星のエンタメ感想ブログ、

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【漫画感想】私はシャドウ - 投げっぱなしの人物たちが気になる……

深田恭子主演のドラマ「専業主婦探偵〜私はシャドウ〜」の原作漫画。

これ、主題歌がPerfumeのスパイスだったんですけどめちゃくちゃ合ってた。

あまりドラマを(特にリアルタイムでは)観ない私が珍しく毎週ちゃんと観ていたドラマで面白かったので、原作とはラストが異なっているということで今回原作を読んだ。

 

前半〜中盤は面白いけど、主な舞台がヒルズ証券から移ってからがいまいち面白くないんだよね……。

ふみクンも千早も読者にとって最後は関係が悪化していたように見えたけど、最終巻で結婚したってサラリと告げられてしまうし、そもそも買収計画は頓挫してその後社内はどうなったの。

もと子も芹菜に悪意(というほど強いものではないにしろ)があったのに何事も起こさないし、お父さんとは事務所で山田の姿で会ってそれっきりだし、芹菜が後半でも接している人物以外はその後がわからないん。ちょっと細かいところだと新山専務が千早に「君の家庭環境からすると入社もできない」みたいなこと言っていたから千早にも過去エピソード的なものが挟まるかと思っていた。

 

原作ファンにはドラマ不評みたいだけど、私はドラマのコンパクトさが好きだったな。

ドラマでも漫画でも山田に惹かれるふみクンですが、ドラマは芹菜と同一人物であることに気がついて元鞘なんだよね。漫画でも流産して強請られ始めるまで芹菜を愛していたのは本当のようだし山田にも惹かれていたし、パートナーの異なる一面を見て改めてやり直すのもアリだと思うんだけど、漫画の方だと最後まで気がつかず、山田は退職してしまい、芹菜の恋敵である千早と結婚してしまう。もちろん芹菜の方にもう気持ちはなくて「幸せでよかった」って言っているし、ちょっと惚れっぽすぎる男と結婚して大丈夫なのか?っていう気もするしこれでいいのかなあ。

というかこれをドラマの枠でやったら酷いスピード感になりそう。

 

色々気になる部分はあるけど一番は「お父さんとあれっきりなの??」っていうがっかり感が強い。