2月22日(アメリカ)
今日は昨日見かけたアメリカ自然史博物館に行こうかと。
こういう思いつきで行動できるのが一人旅のいいところ!
朝のうちにネットでチケットを購入。
特別展とかは見れない、一番安いチケットを購入。
これ感動したんだけど、なんとAppleWalletに入ります。すごい!!
自然史博物館はいつの間にか出てしまってチケット再提示を求められる場面が何回かあったので方向音痴はこれが便利かもだ。
チップ用$1が心もとないのでホテルのフロントで両替を頼んだところ、受け付けてないからコーヒーでも買ってお釣りを貰えって言われました。まじか。
ネットだとホテルで両替してもらえるって書いてあるのに。やっぱり安くて小規模なホテルだからだろうか。
仕方なくその辺の店でマフィンを買うとお釣りの紙幣が$5札と$1札1枚ずつで、$1札でください!って言ったけど断られてしまいました。うーん。1枚しか手に入っていない$1札。今日はともかく明日の分が……。
部屋に置くチップは1人$1でいいと聞くけど、2人用の部屋に勝手に1人で泊まってるせいで$1しか入手できないのがかわいそうなので私は$2置いてました。
マフィンを朝ごはんにしたので今日はApplebee'sへは行かず。
マフィンは、ベーグルベーグルのマフィンと同じような味でした。そしてベーグルベーグルより高い。
セントラルパークへ向かう途中ダンキンドーナツでコーヒーを買い、$1札を2枚ゲット。
コーヒー片手に歩いているとニューヨーカーの気分。ニューヨーカーの片手のコーヒーはスタバかダンキンドーナツかの二択な気がします。
この絵、荒ぶる豚から逃げてる人だと思ってたけど、今見るとアメリカとダッシュする人間だね。なんで走ってるのかな。
開館までセントラルパークをうろつきます。
去年は見なかったけどアリス像に行ってみるか。
アリス像はアッパーイーストサード寄りなのでちょっと遠いけど。
アリス像、意外と大きい!
これ、私が行った時は観光客が写真を撮っていて誰もそんなことしてませんでしたが、登ってもいいらしいです。
観光客が盛んに写真を撮っていたので私もパチリ。
帰国後、親に見せるとダコタアパートだと言われました。
ジョンレノンがここの玄関で射殺されたらしい。
開館時間ぴったりくらいに博物館前に行くと、わ〜、列。
METもそうだったけどやっぱ並ぶんだね。
でも割とサクサク入館できました。
館内マップを見つつ館内を巡ります。
この大きすぎて頭が展示室からはみ出してる骨は、尻尾は尻尾で
部屋の奥にあるスクリーンを見る用座席の上にまで達しています。すごい!!
ショップで可愛いオーナメントを発見!
これは後日お土産記事書いて触れようと思いますが、いくらだと思う……?
フラミンゴの展示(?)が絵で落胆。
↑ご覧の通り校外学習っぽい子供達が説明パネルの前に張り付いていて正体不明。
宇宙エリアなので宇宙的な何かです。
館内を2時間ほど見た後、プラネタリウムの列に遭遇。並んでいると、「このチケットじゃ入れないよ」と言われてしまい、アップグレードできるか尋ねるとネットでできるとのこと。メールをみると、チケット概要?のところにUpgrade your ticketと書いてあるのでそこをタップ。仕方なく隅っこでアップグレードを試みるもののエラー頻発。
クレカ情報を何回入力したことか!
「もう、これでできなかったら諦めよう」と思いかけていたところアップグレードに成功。職員に見せて無事プラネタリウムへ。差額分だけ払えば、アップグレードできるので着いてから「やっぱ見たい」ってなっても安心だね。なかなかアップグレードできないけど。
ちなみに日本で最後に見たプラネタリウムは、「東の空に見えますのは夏の大三角……」みたいなやつだったと記憶しているのですが、このプラネタリウムは銀河とかビッグバンだとかダークマターだとかそんな話をしていました。宇宙系の単語に強くないのもあり正直よくわかりませんでした!
でも綺麗だったので$5くらい払って見てもいいかも。
この後は買うバッグを心に決めたのでセントラルパークを突っ切ってBloomingdale'sへ!
昨日うっかりスルーしたMarc Jacobsの路面店に遭遇。
お、
オシャレや……!
前衛的なファッションに身を包んだマネキンがずらっと並ぶ店内。
買うのに、買うもの決まってるのに入る気が起きない。
でも中のスタッフが着てるのフーディだし、そんな高級店でもない(はず)なんだから入ればいいのだ、私だってそんな小汚い格好なわけではない。よし!入るぞ……
そこへ、VOGUEから飛び出してきたような、スタイリッシュなカップルが何の躊躇いもなく颯爽と入店していった。
それを見て私はおとなしくBloomingdale'sまで足を伸ばすことを決めた。
Bloomingdale'sで無事目当てのバッグを購入。
Bloomingdale'sのメンバーでもなくNYの住民でもないことを店員が確認してきて、「visitorは10%オフ」と言われた。パスポートも見てないのにどう判断するのだろうと思ったけどありがたく割引の恩恵を受ける。
税抜き価格からの10%オフで、そこにきちんと州税がかかっていた。
これが路面店で買っても受けられた割引なのかBloomingdale'sオリジナルの割引なのかは不明。
昨日playbillに載ってたのを見て美味しそうって思った5napkin burgerへ。
ファストフードじゃなかった……。るるぶにも載っているからか、そこかしこに日本人の姿が。
メニューには写真がなく、名前と中身の説明書きのみ。
説明を見るとplaybillに載っていたのはチーズバーガーかな? と思ったけど5napkin burgerかもしれないから一応サーバーに尋ねる。
そしたらやっぱり5napkin burgerでした。やっぱりお店の名前を冠したメニューを載せるよね。
するとサーバーが「How would you like your burger?」と聞いてきた。
How??
バーガーにhowとかある?
一瞬フリーズしたけど、私のフリーズを察したサーバーが「mediumとか……」と助け舟を出してくれたのでmediumにしておいた。焼き加減のことか!
24年生きていてバーガーに挟まってる肉の焼き加減のこととか考えたこともなければ聞かれたこともないので驚いた。
後ポテトも頼んだけどご覧の通り量が多いしびっくりするほどただのポテトなので1人で食べるのはキツイ。
ちなみに聞き取れたかのように書きましたが実際にはHowとburgerしか聞き取れませんでした。でもこう言っていたんでしょう。
ピクルスも爽やかで美味しかった!
その後一旦買ったものをホテルに置き、歯を磨いてからMoMAへ。
MoMAは金曜16時以降入館料無料なんです。
しかしかなりの混雑で、まともに鑑賞できたもんじゃない。
隙間からチラ見。
スープ缶とか見てません。どこにあるのか分からなくってさあ……
館内は大して広くないのに人でごった返しているので、ささっと見るという感じ。
熱気がこもってすごいので具合悪くなってきます。
う〜〜〜ん……。
適当に各階流し見していると、ん??
……
あーーーーーーー!!!!
河原温では!?!?!?!?
河原温のTodayシリーズでは!?!?!?
なぜかあまり見てる人がいないエリアだったのでじっくり鑑賞できました。
私はMoMAに河原温の作品があるなんて全然知らなかった。
おお〜〜。
もう満足したから帰るか。
その前に他にも河原温が所蔵されていないかググってみよう。
河原温 MoMA ……っと。
載ってない。
過去開かれた個展や特集? の話は出てくるけど、常設展示としてTodayシリーズが所蔵されているという記事はどこにもない。
そもそもTodayシリーズはその数自体が多いのでどこに所蔵されているとか掲載していたらキリがないのだろうか?
ミュージアムショップに作品のマグネットとか売ってたけどTodayのはなかった。まあないよな。どの日付が人気かわからないのに作れないよな。
ちなみに東京国立近代美術館にも河原温のTodayシリーズがあるのでぜひ。浴室シリーズもあるよ! これに関しては本当に、画像で良さは伝わらないどころかちょっとキモがられるという確信があるので絶対ググるなよ。
大学生の頃は無料だったし近かったから時々行ったけど、社会人になってから行ってない……。
現代美術という抽象的なものが長いこと苦手だった私に、現代美術の中にもいいと思えるものがあるということを教えてくれたのが河原温なのです。
予想外の出会いに感動しつつ退館。
近美のTodayシリーズ、確か撮影禁止なんですよね。撮影できる喜び。
その後マジェスティック劇場へ!
今回は昨日よりいい席。FrontMezzanineなので昨日とはチケットの値段も2倍違う。
そしてあまり日本人がいない。いることはいるみたいだけど。
最悪でもFrontじゃなきゃダメだな〜〜って思った。
過去3回見た中でこの日が一番よかった。
スタンディングオベーションしている人も多い。私ももちろん立ちましたよ。ファントム役が出てきたタイミングで。
あの、観客がよくやるピーピー!!っていうのはどこから音が出てるんでしょうね。
前の席の方が立ち上がる人多いので、やっぱり前じゃないと臨場感に欠けるんだと思う。
次は、次こそはOrchestraの席をとります!!
もうほんとにこの、ラストの、これほど重みがあるI love youがあるかって思う。このシーンのために今までがある。これ、映画だとうーんこのタイミングって感じなんだけど、舞台だと思いっきりクリスティーヌの至近距離で言ってるんですよ。それを聞いた後なのにラブラブソングを歌いながら去っていくものだからクリスティーヌがより残酷に見えてしまうんだよね。このシーンいつも涙で前が霞んでよく見えないんだけどサ。
映画を観直していたら映画では字幕が「クリスティーヌ 君を愛してる 心から」になっていて、「心から」があることに大きく頷きました。
映画ももちろん素晴らしいけど、舞台は目の前で繰り広げられているだけあって迫力がある。舞台にしかないシーンも多いし。舞台の、ドン・ファンの練習でピアンジが何度も修正されている時にピアノが勝手に鳴り出すの不穏さがあって好きなんだよね。歌止められるたびに笑ってる人がいるのも好きです。笑
映画だとラウルが水に落ちるシーンとか絶対要らないと思うんだけど何であんなシーンを撮ったんだろう。
ところで、ブロードウェイでは笑えるシーンで遠慮なく笑い声がするのに(アンドレがショッカーのかっこ披露するシーンとか。あそこ好き)、いつも不思議なのが、最初ファントムがクリスティーヌを地下に連れてきて仮面を剥がされた後、ばたっと倒れてクリスティーヌの方にジリジリにじり寄っていく姿、私はいつも笑いそうになるんだけど誰も笑ってないと思うんだよね。
シリアスシーン?だから?
ホテルに帰り就寝。