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【映画感想】容疑者Xの献身 - 主題歌が「最愛」たる理由がある映画

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主題歌が「最愛」なんだけど、「サスペンスにこのラブソング……??」という長年の謎が解けた。

なんとなく福山と柴咲コンビで安直に主題歌にしたのだと思っていた。ゴメン。

でも私は福山verが好きだ……。

 

テキトーなあらすじ

弁当店を営む花岡靖子は娘・みさとと二人暮らし。元旦那を殺してしまうが、隣人の数学者・石神の助けを借りて嫌疑を逃れようとする。

 

石神が靖子を庇う理由に察しがついた時に「あ〜〜〜それで主題歌最愛なのか〜〜〜〜!?」っていう大納得をかましたが、よくよく考えたらあれしきのこと(に思える)で靖子の罪を被るのみならず新たに殺人まで犯してしまうの?? って、大筋では納得がいっていない。むしろこれしきのことが、何かあれば人生を台無しにしてでも守りたいと思うほどに支えになってしまう石神はこれまでどんな人生を送ってきたんだ……。

深く考えてはいけないのか、原作にならその答えが書かれているのかな?

でもあの年頃で暗い隣人に手を振ってくれるみさとはウルトラいい子に育っていますね。

 

最後の最後、やっぱりこうして靖子も罪を償うことになるんだったら、石神のしたことって……って感じだし、ホームレス死に損だなって思うけど、ここで靖子が石神に罪を擦りつけて幸せに暮らしていくような人だったら、石神はそもそも靖子のことを好きになっているかなっていう気もするんだよね……。それが石神の本望だったとしても。

 

それにしても四色定理を天井で描くやつ素敵な演出だった〜〜!

「隣り合う色は同じにならない」……切な美しい……。

ここがとても良かったんだけど、湯川と雪山登山のシーンって必要だったのか……?

唐突な上に長いし、個人的には謎シーンでした。名探偵ピカチュウでいうところのドダイトスの庭みたいな(伝わるか)

 

 

高校生の頃図書室で東野圭吾作品をめちゃくちゃ読みあさっていたんだけど何故かこれは読んでいなかったんだよね。蔵書になかったのか、貸出中か何かで巡り会えなかったのか。

東野圭吾作品、みんな面白いんだけどみんな似てるのでごっちゃになるんだよね……なにを読んでいてなにを読んでいないのか分からなくなる。

「この作家こんなパターンばっかりだな」っていうの、個人的には様式美にして安牌だと思っているので好き。別に似せようとして似せているわけではなくて手癖みたいなものなんだろうなと思うし。

 

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