月と星のエンタメ感想ブログ、

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【アニメ感想】ぼっち・ざ・ろっく! - プロモーションの力を感じる

主人公たるぼっちちゃんのコミュ障はコミュ障とか根暗とかそんな生やさしい言葉では物足りないほど強迫的なので、最初はこれを単なる生来の性格と思うには厳しすぎた。アニメ特有の多少大袈裟なキャラ付けなのだろうけど、それを通用させるには世界観が現実的すぎる(実際の地名とかばりばり出てくるし)。

 

ぼっちちゃんの妄想とか演出が面白いのと、ストーリーにちゃんと波があってよかったので日常系が好きじゃない人もみられると思う(私です)。チケット売らないといけないとか普通の人にはあまり馴染みがないであろうことがあるのも良い。

ちなみに私けいおんそんなに響いてない人間なんだけど(世代的にけいおん)なんでけいおんがだめでぼざろはよかったのかなって思った時、けいおんってずっと江ノ島の回みたいな感じなんだよね……(江ノ島回自体はいいけどこれ続いたら結構厳しい)。

 

それにしてもぼっちちゃんはぼっちであるがゆえに1日6時間毎日練習し続けてギターの腕は相当上手なのに、人と合わせたことがないので合わせられないというリアリティー。もちろんその腕に気が付く人は気がつくのだけど……。けいおんみたいに初心者が右も左もわからないまま始めて普段はお茶飲んでてもいざという時にはめちゃくちゃ弾けるみたいな世界観ではない。そんでYouYubeでちょっとした有名人で広告収入があるとかいうのも今時〜!

けいおんに限らず平成のエンタメは天才型が持て囃されていた気がする。自分の才能を活かせる分野に出会うことが物語のスタートというか……。けいおんを観ていてギターやりたくなる人の気持ちはよくわからなかったけど、ぼざろ観ていてギターやりたいっていう人の気持ちはよくわかる、すごくよくわかる。

私もギターやりたくなりかけたけど、多分私は大して弾けもしないうちからアンプとかエフェクターとかに凝り始める、凝り始めるといっても自力で工夫するとかじゃなくて単に高いの(評判と値段のバランスがいいやつ)買うと思う。でも大して練習しないと思う。それが目に見えすぎている。憧れ先行の形から入る派なので。何事も。

 

けいおんって特にギブソンとコラボしてどうたらとかではなかったと思うけど、こちらはヤマハがちゃっかりコラボしている。どっち主導かはわからないけど、ちゃんとこの機に自社製品売ろうとする力を感じる。

 

それよりタイトル、1話が「転がるぼっち」で最終話が「君に朝が降る」なのすごくいいな。何が喜ばれそうなのかよくわかっているな……。

ぼざろの各話タイトルがアジカンの曲由来でつけられているということからアジカンに入ったのだけど、アジカンの古めの曲をYouTubeで聴いていたらコメント欄に「最近のライブをみてほしい。演奏が上手くなっている」というようなことが書いてあって、私がそれを常々U2に対して思っているのでそうコメントした人の気持ちがわかりすぎた。やはり活動歴が長くなってくるとライブがCDを遥かに凌駕してしまうんだよな……。

そんで今アジカン結構いいじゃん……ってなっている。

アジカン、曲を聴いたことはなかったけどCDのジャケットだけ知ってる状態だったので女性ボーカルなのかと思ってた。

 

それにしてもスラダンとぼざろで江ノ島はすごいことになってるんじゃ……