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【映画感想】グッバイ・シングル - 立場が全然違う人同士の、連帯から始まる絆大好き

キム・ヒチョルがカメオ出演しているので「ヒチョルが出ているのを確認したら観るのやめるか」と思って再生しはじめたんだが、絶妙なオシャレ演出に見入っている内に物語に引き込まれ、想像していなかったほど展開が激エモだったので結局最後まで再生してしまった。

もっとドタバタコメディ風にして最後にいきなりお涙頂戴展開にしてくると思ったんだもん……。TOO YOUNG TO DIEみたいに……。

 

ジュヨンの服がオシャレで、どんな風にオシャレかというとOops!I did it againのMVの時のブリトニーみたいな服着てる時があったくらい。

 

テキトーなあらすじ

落ち目の女優コ・ジュヨンは自分を愛してくれる子供が欲しいと思いたち、偶然出会ったお金に困っている中学生の妊婦・ダンジと同居を始める。ジュヨンは妊娠したことを発表したお陰でCM契約が増え、彼女を裏切った年下の恋人は逆境に置かれてジュヨンには新たな恋人候補も現れ、順調な生活になるが、一方でダンジは孤独に一人耐える日々を送ることになる。

 

ジュヨンはわがままで身勝手で、当初はダンジに「距離を置くためにも”ジュヨン様”と呼んで」なんて言う。でもダンジが無事に出産できるように体操に付き合ったり、彼女を妊娠させておいて韓国代表としてアメリカに渡る相手の男に”復讐”したりしている内二人の仲が深まり、「”お姉さん”と呼んで。その資格がある」と言うようになる。

ダンジには両親はいないものの水商売をしている姉がいる。この姉との折り合いは悪く、姉は彼氏とダンジをダシにしてジュヨンを強請ろうとする。

 

ピョング(ジュヨンの幼馴染にしてスタイリスト)はジュヨンに放って置かれるダンジを気遣うものの、ダンジは家を出てしまい、

妊娠が偽装だとバレたジュヨンはCMの違約金を支払うことに。

違約金はジュヨンの豪邸を売ればなんとか支払えるレベルで、家を売ることにするがそこで彼女はダンジが残したスケッチブックや母子手帳を見て、彼女がどんな不安にさらされていたのか、ジュヨンのことを頼りにしていたのに、それに自分がどんな仕打ちをしてしまったのか思い知る。

ダンジの友人から「ダンジを助けて欲しい」と言う電話を受け、ジュヨンは試験に挑もうとするダンジに会いに行く。

ダンジが妊娠していると言う理由でコンクールの受験を阻む運営や周囲の母親に、「この子が何か悪いことをしたの?」と言うジュヨンがかっこよかった。

 

ジュヨンは身勝手だけどよく言えば真っ直ぐで、ダンジが妊娠したことを「私も悪いの」と言う時に「あなたは何も悪くない」って言ってくれるの。これ、特にまだ仲が良くない時にですら。ここのダンジの「でも私だけが苦しい」って言葉!

ここと、試験会場でもそうだけど婚外妊娠をするとなぜか女性側だけが負担を強いられる重み、若くなくても感じるだろうにそれが中学生にはいかばかりか……。

家族(っていうか姉か……)に恵まれない彼女にはジュヨンって本当にお姉さんのように思えただろうに、そのジュヨンに放って置かれている姿が切ない。

 

ラストはジュヨンとダンジとその子供、ジュヨンの事務所のメンバーに加えて偽装妊娠騒動で縁が断たれたかに思われた司会者(名前忘れた……)とも友情という形で続いていることがわかり、暖かいハッピーエンド。

 

血の繋がりが必ずしも家族の絆に必要じゃない。いい話なんだけど、ダンジの姉は彼氏とオーストラリアに行ったままラストを迎えたので、「報いを受けろ……」と思った。

 

私はせっまい家(部屋?)を見るのが大嫌い人間で、主人公が呼吸もできないほど狭いワンルームとかに住んでいると閉塞感で吐いてしまうんだが、ジュヨンは豪邸住まいで広い庭持ちなので安心して観ることができた。

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