月と星のエンタメ感想ブログ、

映画、本、漫画、ゲーム、イベントetc、いろいろなものの感想を書いていきます。役立つ情報はありません

【映画感想】アザーフッド私の人生 - 波瀾万丈でもなんでもない、この人生こそがドラマ

Netflixオリジナル。

こういうのが観たかったの……!

この前のTOO YOUNG TO DIE観たあと再生された予告が面白そうだったから観たんだけど、すごく期待通りの作品だった!

いやもう……ニューヨークが舞台というだけで私の判定は甘くなるけど、期待を裏切らないオシャレさと人間ドラマ。

SACのスタッフが製作しているらしいが然もありなんという感じの映画。gossip girlとか好きな人も絶対好き……。

 

ニューヨークが舞台のNetflixオリジナルといえば「ロマンティックじゃない?」も面白かった〜やっぱりドラマの舞台はニューヨークなんだよ……。

 

テキトーなあらすじ

母の日に息子からの無関心な態度に傷つく三人は息子に会いにニューヨークへ行く。

 

いきなり母親が自宅に突撃してくるという嵐のようなハプニングに戸惑いながらも対応する息子たち。彼らはそれぞれ母親に対し複雑な感情を抱いている。もちろん愛情を持って育ててくれたと思ってはいるから、嫌ってはいないんだけど、仕事や人生、性的志向を理解してくれていない、話しても理解されないだろうと感じている。そしてそれを息子たちが具体的に話してはこなかったからこそ、母親たちは彼らの本当の姿を目にして「私に話してくれていなかったのね」と思ってしまう。

離婚した夫にはとっくに明かしていたことを自分には話してくれていなかったとか。

けれどこれが、息子と母親のリアルな距離のような気がする。娘と母親ってもっと近いじゃない?

 

ラストでも息子も母親も大きく変わるわけではないが、それぞれの現実を目にして、本当の意味で子離れしたというか、適切な距離での見守り方を覚えたとでもいうのかな、近すぎず離れすぎずのちょうどいい親子になれたのだと思う。子供は育って親元を離れるっていうのは当たり前で、もちろん喜ばしいことなんだけど、だからと言って疎遠になるのは違うよね。いつまでも親元にいる方が頭の痛い問題だしね……。遠くにいてもきちんと自立することと、親との繋がりを保つことが両立した終わりだった。

何かが大きく変わるわけではなく、感動的な出来事があるわけでもないけれど「ハッピーエンドだ……」と思いながら温かい涙が出てくる感じの映画。

街もファッションもオシャレで画面が楽しいし……。

エリンが美容室で働いている時の服、背中からブラ見えているけどあれはあれで正しい着方なのかな?

 

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村