ウシジマくんを観ていたせいか、犯罪映画をやたら勧めてくるようになったNetflix。
洋画だと犯罪映画よく観るけどそう言えば日本のはあまり観ないなと思って観てみることにした。
ウシジマくんでニートがカップ麺を生でバリバリ食べるシーンがあって、あのシーンを私は「自棄になっているんだな」と思ったんだけど、本作を観て「ガスが止まっているからか!!」っていうことにようやく思い当たった。本作にもガスが止まってカップ麺生で食べるシーンがある。ベビースターラーメンみたいな味がするのかな……。
テキトーなあらすじ
周平は小さい頃から母の秋子に振り回されて貧乏生活を送る。
貧困の話って家族や行政が助けてあげられていればなって思うことが多いけど、助けようとしているよね。周りも。家族もお金を貸していたようだし、亜矢だって親身になってくれているし、生活保護受けられていたみたいだし。
周平の本当の父親だって、ちゃんとまともに働いていて、養育費ちゃんと毎月払って、会ったら所持金くれて、一緒に暮らすか聞いてくれているわけで、救いの手は常にあったし、誰にも頼れないというわけじゃないのに頼るという選択をしないままラストに至る。
秋子の指示もまともに実行しなくてもいいでしょと思うようなものだってあるのに周平は全部実行したし、母から離れて違う生き方をするという道はあったのにそうしなかったのが、共依存だからということなんだろうけど。
映画は逮捕されて終わりだけど、周平には出所後どんな人生があるんだろう。
でもこれらの支援は大体周平に向けられているもので、秋子に対してはあまりサポートがない。本人が探さないからっていうのももちろんあるんだろうけど、勉強ができない、就職できない、行き当たりばったりな生き方、どう見ても正常じゃないと思うけど、親からは単に不出来な娘としてしか扱われてこなかったんだろうな(多分妹もそういう目で姉を見ていたと思うし)っていうのを感じる。
私は現実にあった事件を題材にした映画っていうのが好きじゃないので評価低め。