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【映画感想】レイニーデイ・イン・ニューヨーク - 俳優は豪華、映像も音楽も綺麗、なのに

う〜〜〜〜ん……。

大学生カップルがすれ違いながらも結局元さやなんだろうなと思っていたがまさかの破局

いや、途中からはもうまさかではない。

舞台がニューヨークなので楽しめると思ったけど、舞台に関係なく好きではない感じだった。

 

田舎の恋人たちがニューヨークで特別な週末を過ごそうとするが、主にアシュレーの都合で予定はどんどん狂い、やがてふたりの関係は終わりを迎える。

ギャツビーはアシュレーに夢中だが、正直なぜこのふたりが交際してうまくいっているのかわからない冒頭から、ニューヨークに来て即座に狂い始めるので「よく数ヶ月は交際が続いていたな」と思った。

でもいいシーンもあった。

アシュレーの代わりとして雇った娼婦をパーティーに連れてきたギャツビーに対し、ギャツビーの母親が、自分も娼婦だったことを息子に打ち明けるシーン。

今は金持ちだが、昔は生活のために売春をしていて、息子に距離を置かれる原因となっている虚栄心もその頃のコンプレックスからくるものだった。

一般的にはそんなこと知りたくないかもしれないが、ギャツビーはこのことで母に親近感を抱く。

 

アシュレーはヤードレーにいる時は夢を追いかける少女だったが、ニューヨークで監督や俳優とすごす内に、彼女の夢はギャツビーが苦手としていた母親の虚栄心に似たような種類の野心に変貌している。

その後浮気未遂をしたアシュレーが戻ってくるが、ギャツビーはもはやアシュレーに夢中ではなかった。

アシュレーにはヤードレーに帰るよう言い、自身はニューヨークに残るという。

アシュレーと別れたギャツビーの元に、昔ギャツビーに想いを寄せていた、元カノの妹であるチャンが現れ、ふたりはキスをする。

 

ウディ・アレンという監督自体そこまで得意でもないのかもしれない。

でも好きな人がいることはわかる。

しかしその好きな人にとっても、これって面白いのだろうか……。

出演俳優は豪華だけど。