@神田明神文化交流館EDOCCO
趣旨を理解して行くんだったらいいと思う!!
なんか私は勘違いしていたのでこんな感想になっちゃうんだけど、ごめん〜〜!!
わざわざ仕事帰りに交通費を払って御茶ノ水まで行き、1500円出して見るほどのものではなかったと……私は……;;
なんかもっとこう、江戸時代に使われていた行燈を見られたり、明治大正期の街灯を見られたり、ガス灯と電灯の違いとか見られたりするのかな〜〜、それにプラス、HPで紹介されているような明暗の違いを利用したアート系作品が見られたり、ねぶたみたいなあかりを使っている伝統のお祭りとかを紹介している系の展覧会かと思っていた。もっと広いかと思っていた。
そもそも会場はこぢんまりとしていて、その空間を区切って展示にしているので文化祭みたい。
色々なアート作品があって、面白いといえば面白いけど「これだけ?? これだけで1500円とっちゃう??」って思う。
1500円って大した金額に思えないかもしれないけど、前売り券買えば映画が観られるし日によってはお釣りが来る。さらに言うなら近美の入館料は500円だし、江戸東京博物館の入館料は600円だよ。
設定としては異界に私たちが迷い込み、吉良上野介の怨霊?に「無事に帰れると思うな……」みたいなことを言われて先に進み、アニメっぽい若い頃の吉良とお喋りし(友達同士で来た客がやっぱりメインで盛り上がっていたので私はお喋りしなかった。恥ずかしいしね!)吉良が放ったとかいう(設定の)百鬼夜行のアート作品を見て、最後の部屋でラスボスの吉良を倒す選択をし(赤か青か選ぶだけ。私たちの団体は赤を選び、無事?吉良が滅びて終わりました)、出口付近のアート作品をちょろっと見ておしまい。
門をくぐると風鈴があり、綺麗。左に見えているのはクラフトカクテルを飲めるバーなんだけど、あまりにも唐突だし異界の後だし、世界観を作り込む気のなさに震える。
まあ綺麗だよ、アート作品。
会場内は写真撮影自由だし。
でもなんか撮りたいほど心動かされる何かもないっていうか、置いてあるだけ感がすごい。百鬼夜行というテーマがあるのに、それがあるんだかないんだかというような、気の抜け方。「綺麗だね」以外の感想が湧いてこない。
文化祭感溢るる回廊
私は忠臣蔵をどんな媒体でも見たことがないし、ちょっと話の概要を知っているかなくらいなので、
ラスボス部屋直前にアクターが「吉良が悪なのは歴史が証明しています!」って言うんところで、(そうだっけ????)ってなった。
そうでしたっけ!?!?!?
忠臣蔵って「赤穂浪士は主君の仇討ちをしました」っていうくらいの話であって、別に吉良は悪くないのでは……むしろ浅野ナントカに攻撃された挙句その家臣にまで殺されて、後世では悪役になっていて可哀想では……??
もちろん吉良は吉良で恨まれるほどの何かをしたのかもしれないけれども、法を犯した方が悪なんじゃないのか? 普通……。
っていうのが特に忠臣蔵を知らない私の意見。
昔はお上というだけで悪にしておけば庶民には好まれたのかもしれないけど……?
ちなみにこれがラスボス吉良。左が人間の顔で右が怨霊の顔なんだとか。閻魔大王みたい。
出口付近。
このストーリー仕立てみたいなの、かなりキツかった。
やるならもっとしっかり作り込まなきゃダメだと思う。
私は仕事終わりなので1人でしたがカップルの片方が「1人で来なくてよかった」とぼやいていた。気持ちわかる。
「これだけ!?」と思ってもそれを伝える相手がいないし。
でも私はこれ、一応人を誘って断られたから1人で来たのですが、正直断ってくれてよかった。友人に1500円払わせてこれだったらなんか申し訳ないんだもん。