関係ないけどシング ネクスト・ステージの予告で泣いた。
プチ辛口
前作
(原題:VENOM:Let There Be Carnage)
テキトーなあらすじ
死刑囚のシリアルキラー、クレタス・キャサディに取材をしたエディは、ヴェノムのおかげでクレタスが殺した未発見の遺体の場所を突き止める。それがきっかけでエディは花形記者に返り咲くが、クレタスの死刑執行を早めてしまう。クレタスはエディのことを「偏った記事を書いた」と恨む。
過度な期待は(している人いるかどうか謎だけど)禁物だけど、前作面白かった人の期待には応えられている出来だと思う。
でもなんというのか、前作を1とした時今作は0.6くらい。
ヴェノムとエディは今回途中喧嘩別れもするけれどそこも含めてコンビ感、ヴェノムの可愛いところを強調していて、それが悪いとは言わないけどファンサ感たっぷりで逆に醒めた。
求められているものを作るのも大事だと思うし、多分観客の大多数はこれが観たくて観てるんだと思う、けど、前回これがウケたから今回はこの要素ゴリゴリに押し出していこうぜ!っていうのを公式からがっつり見せられると、そうだけどそうじゃない感。
クレタスはなぜ自分の取材にエディを指定したのかというと、自分のことをわかってもらえそうだと思ったみたいなんですよね。なぜかは知らないけど。でもそうじゃなかった。
設定的にはヴェノムよりカーネイジの方が強いみたいなんだけど、カーネイジ+クレタスはコンビ結成から日が浅く、絆がないので普通に戦闘中に仲間割れする(フランシスが高音?を出す能力持ちでシンビオートと相性が悪い。なおかつクレタスとフランシスも長いこと会っていなかったからか、戦闘に関してあまり連携取れていない感じ)。
しかもヴェノム陣営にはダンが生身でついてきており、カーネイジに炎攻撃をかましてくれます。最後ヴェノムに「いいやつだけど、別にいなくてもよかった。正直邪魔だった……」って言われてたけど、エイリアンVSエイリアンの戦場に生身でついてきてサポートしてくれようとするの人格者すぎない? ここまでしてくれるダンのことをアンは離さないだろうな……。
そういえばアンは冒頭、わざわざエディを呼び出して「ダンと結婚するから、嘘でも祝福してほしい」などと宣っており、「何がしたいんだこの女は」と私に思わせた。
アンがエディを見捨てないところ、優しいのか残酷なのか何も考えていないのか、よくわからない。ダンは彼女が元彼の面倒ごとにあれこれ構うのに付き合ってあげていて本当に優しいと思う。
クレタスの幼さ、純粋さ、倫理観の欠如、っていうのは怪演だったしよかったけれどもそれはそれとして脚本とか展開が陳腐で想像の範疇すぎて、また続編が出るとしても(多分出す気ある)、それは劇場で観なくてもいいかなと思った。
ラストのMCUスパイダーマンユニバースに合流するのは予告もみた上で「え、これ来月のノーウェイホームに(少しでも)関係あるのかな」と気にはなった。
そういえばシニスターシックスの企画ってまだ生きてる?