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【映画感想】ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 - 睡魔との熱き戦い

zzz……アッ失礼

 

(原題:Fantastic Beasts:The Secrets of Dumbledore)

テキトーなあらすじ

ニュート、ダンブルドア、ジェイコブ、テセウス、ユスフ、バンティ、ラリーの7人はグリンデルバルドが国際魔法連盟のリーダーになることを阻止するべく、ブータンで行われる選挙に、純真な心の持ち主を見抜けるという魔法生物・キリンを運ぶ。

 

結構困惑してる……。

大した見せ場がないからつまらないのかもしれないが、前作で「えっこの先どうなるの」と思わせられた事柄が全部ぬるっと解決して振り出しに戻ったことに対する戸惑いも強い。

登場人物、前回起こったことちゃんと覚えてんのか? テセウスは婚約者を失っていて、ニュートにとってもリタは特別な存在だったはずなのに一切スルー。テセウスの影がめちゃくちゃ薄い。一応あれから数年後設定のようで、いつまでも悲しみの中にいるわけではないのだろうけど、それにしてもグリンデルバルドなんとかしなくちゃという動機の中に、彼らの個人的感情が含まれていないように見える。もういっそユスフと一緒にリタの記憶消してもらった方がよかったんじゃないか? ユスフがリタに大した感情を抱いていないようなのは理解できる。急に血のつながりが判明しただけで、それまで特に交流もない他人だったわけだし。クイニーが言った妹が殺されたことを恨みにも思っている云々はそれっぽく見せるための嘘だと思うのよね。

前回クリーデンスはキーパーソンなんだねとか書いたけど、このグリンデルバルドの使い捨てっぷりを見るにそんなに大切に扱うべき人物でもないのだろうか。前回もっとクリーデンスがグリンデルバルドのもとにいることは大ごとみたいな感じだったじゃん。

っていうかダンブルドアの秘密って何だよ。アリアナが兄弟喧嘩に巻き込まれて死んだこと?それともクリーデンスがアバーフォースの息子だとかいう方? ダンブルドアがグリンデルバルドに恋愛感情を抱いていたことは前回明かされてなかったっけ。いずれにせよ大層なサブタイトルの割には、明かされて驚くような秘密は何もなかった。

 

キリンは指導者を選ぶのにも使われたという生物で、映画の冒頭は、キリンがこどもを生み、それをニュートとグリンデルバルド陣営と奪い合うところから始まる。グリンデルバルド陣営に奪われたかに見えたが実はキリンは双子で、結局両陣営が一頭ずつ所有することになる。もうここがさあ、2撮った時絶対考えてなかったでしょと思う。2撮った時には考えていなかったようなことをいきなり都合よくぶちこんでこられても唐突だとしか思えない。

 

グリンデルバルドに利用されていたクリーデンスはとうとうグリンデルバルドに反旗を翻し、アバーフォースと共に家に帰ることに。クリーデンスは「気にかけてくれていたか」とアバーフォースに尋ね、アバーフォースは「いつも(気にかけていた)」と答えて、クリーデンスが2作の間に抱えていた孤独がさらっと解決。しかし死期も近いことだしエズラ・ミラーは最近いろいろあるのでもう次作では降板という形で死んでるかもしれない。

 

クイニーはクイニーで今回あっさり戻ってくるけど、前作の時にはまさか次で戻ってくるとは思わなかった……。今の法律では魔法使いと人間が結婚できないということだったけど、今作のラストで式を挙げてエンディング。籍を入れてはいないとか、そういうことなのかなあ。

ティナは「忙しいから」という理由で今回の作戦にはほぼ関与せず。なんか大人の事情を感じる。ナギニは出番なし。

 

グリンデルバルドが国際魔法連盟の指導者になろうとするのは、わかる。それを阻止しようとするのもわかる。今回はそれを阻止しただけで、あまり話が進んだ気がしない。

前回起こった悪いことはみんななかったことになりました、って感じ。

 

いや〜〜不満だわ〜〜〜最近キングスマンといいSING2といい、みたかったものをみせてくれる続編を連続でみたから余計にがっかりだ……。

次作映画館で観るかどうか悩むレベルだ……。

といっても1の時そこまでいいと思ってなかったから、奇跡的に2が刺さっただけのシリーズに私が期待しすぎたのかもしれないけどさ。

 


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