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【映画感想】SISU不死身の男 - ナチス視点のホラー映画では

面白かった〜〜 エンタメ極振り映画でした

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンで疲れさせられた心と脳みそが休まる……

さくさくすすんで退屈なシーンが特にない。

 

R15だけど犬無事です!っていう公式のネタバレを信じて観に行ったけど、「犬””は””死なない」って感じだった。犬は本当に不自然なくらい無事。

でも私はさ……”犬が死なない”というよりは”人間以外が死なない”ことを期待しているので地雷踏んだ馬が死んだの普通にショックだった。馬は死ぬんかいと思った。

 

テキトーなあらすじ

主人公のアアタミはソ連に家族を殺された復讐に1人でめっちゃロシア人を殺し、フィンランド軍が御しきれなくなったという設定の超人。

金を掘り当てて換金に向かうが、撤退していくナチスとすれ違い、金を持っていることがバレ、金目当てでブルーノ(アアタミを追うナチスの中で偉い人だが名前は呼ばれることはなくエンドロールで判明)の部隊が執拗に追いかけてくるようになる。

 

「CHAPTER1 GOLD」とか出てきたところで「90分ちょいの映画を章分けするんだ…」と思っていたら(体感)5分くらいで2章になって結局全部で7章くらいある。

金を持ってどこに行くつもりなのか視聴者にはわからないので章分けすることで区切りが生まれていいのかもしれない。

 

地雷原を先行して歩かされたり敵前逃亡で撃たれるナチスの一般兵士はちょっとかわいそうだった。

アアタミがどれほど不死身かというと縛首になってしばらく吊るされてても死なない。

そんなことある?と思うが、彼が死なないのは諦めないかららしい。

よくわからないがとにかく死なない。

 

この縛首でもうブルーノの部隊はアアタミが死んだと思い込んでいるが、応援を呼んだ飛行機が道中で墜落していて、中のパイロットがアアタミを縛ったはずの縄で縛首になっているのが発見されるところから急に演出が(ナチスにとって)ホラーっぽくなる。アアタミが怪物じみて強い。

「殺したはずなのに」という兵士に捕虜の女性が「殺せたと思ってるの? ロシア人が殺せなかったのに」とアアタミの強さを語る。多分彼女が一番セリフが多い。ここで喋るから。

捕虜の女性の協力も得て部隊をほぼ壊滅させるがブルーノの乗っていた戦車は応援の飛行機にまでたどり着く。

 

アアタミは車に乗って追いかけ、飛行機はギリギリ飛び立てたかに見えたが飛行機の腹にツルハシを突き刺してアアタミが張り付いていた。私は高所恐怖症なのでここ漏らすかと思った。

このツルハシは一度外れるが(ヒェ…ッ)飛行機の尻尾の方にもう一度刺さる。

ブルーノと飛行機内で殴り合いになるが、多分拳はアアタミの方が強い。

爆弾に括り付けられて飛行機から落下する(この死に方……)。

操縦席にはブルーノを迎えにきた人が乗っていたが、そもそも飛行機が飛び立つ時点で大怪我だったためもう死んでおり、飛行機は墜落しそうになっていた。

パラシュートでも残っていたのか、飛行機は墜落するがアアタミは川に落ちて助かる。

その後銀行に換金を依頼に行くがその時にはなぜか犬が一緒にいる。

この犬は最初から着いてくるがかなりの高頻度で置いてきぼりをくらっている。たまに合流するがすぐ引き離される。

飛行機追いかけてくるのかなりすごくないか??

 

捕虜になった女性たちもナチスの戦車を運転して(戦車の運転って車と同じなの?)味方と合流する。ナチスの中でも命乞いしていたひとりは助かる。命乞いしている人を殺すと胸糞悪いのでよかったね!

 

冒頭の映像、ムーミン谷みたいなところでスナフキンみたいなことしてるの(伝われ)なんか感動した。フィンランドってやっぱこうなんだ〜! みたいな……。外国人が日本映画観て富士山が出てきたら興奮するんだろうな。多分そんな感じ。

 

馬が死んだのショックだったけどエンドロールの後に「この撮影で傷つけられた動物はいません」的なお決まりメッセージが流れていたのでまあよかった(?)

ちなみに「フィクションです」というのも流れていた。分かる。

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