正直あまり面白くなかった……。
テキトーなあらすじ
小学生の頃クラスメートをいじめたことがなぜか高校生になっても影響している。みんな記憶力よすぎか
私の小学校にも障害者っていたんだけど、やっぱりいじめられてたんだよね(いじめといってもクラス全員が徹底的に無視だったので誰が直接的にいじめてるってわけではなかったけど)。
それを目撃したからって普通止めないし、小学生はそこまで人間できてない。
私は転校生だったから何がきっかけか知らないし、きっかけなんてなかったのかもしれないしけど、その子がみんなから無視されているのを見て、「そういうものなんだ」と思った。
転校先にあった、他の細かい謎の独自ルールと同じ。正直絶対におかしいでしょと思うルールもあったけれど、でも「うちではそうだから」って言われてしまえば「……そうですか」ってなる。
もちろんいじめは良くないことだし、小学生の頭でもそれはわかってると思うけど、小学生の目から見たらいじめに遭う人っていうのは、いじめてもいいようにクラスのみんなから見られている人でしょ。道徳の授業でいくらいじめはいけないって習っていても。だから、小学生くらいのいじめの問題って誰が犯人で誰が直接的にいじめを主導しているのかではなくて、この人はいじめられても仕方がないってクラスの全員が思ってることにあると思う。
つまりそもそもは障害者のフォローを未成熟な生徒にやらせる先生がいけなくない? 小テストの範囲くらい黒板に書け!そしていきなりつるし上げっていうのも過激。高価な補聴器を壊しまくったのはやりすぎだったかもしれないけど。
小学生のいじめって罪っていうほどの罪なの? いやもちろんいじめは悪いよ、よくないことだよ。でも罪なら島田はなんで普通の日常を送ってんの?
将也が可哀相すぎる……。
子供であればあるほど残酷なところがあると思うし、小学生のいじめっていうのは先生や親が良くないことだよって教えてあげればそれで終わりなんじゃないの?
そして一度吊し上げを喰らったくらいでいじめられる側に転じるのもなんだか不自然な気がした……。
この場合普通のクラスに日常的に配慮が必要な障害者が入ってくるにも関わらず何の工夫もしなかった先生が一番悪いと思うんだけど先生は学級裁判して犯人仕立てて終わりだよ。大人って汚い!
そして川井さんの屑っぷりが凄まじい。
何が悪いのかおそらく本人にも分からないし、他人もそれを指摘しづらい、実生活だとひっそり嫌われてるタイプの女の子なんだけど、誰かこいつのこと殴って。
川井さんは自分が正しいって心の底から信じてるのよ。偽善者よりたちが悪いね。
登場人物みんなのことがちょっとずつ好きになれないんだけど、永束くんだけはまともな人間だった。こんないいひとに友達がいないわけがない。あと結弦もか。結弦のカメラがニコンで嬉しい。
「あの花」も小学生の頃のことを今も引きずっている高校生の話だけど、あれは友達の死じゃん。取返しのつかない後悔が今も胸の奥底にあること自体はまったく不自然じゃないと思えるんだけどね……。
それがきっかけでいじめられる側に転じた将也はともかく、傍観していた川井さんや佐原さんなんて硝子のことを忘れてたって不思議じゃないと思うんだよね……。
田舎は風化するのに時間がかかるのかなあ。
最近、これといいこの世界の片隅にといい「打ち上げ花火~」といいつまらないアニメ映画にあたる率がすごい高い。しかもこれら割と評判よかったのに。
何なんだろうね。でも今まで面白かったアニメ映画ってジブリを除いたら時かけくらいなんだよね。時かけはすごく好きなんだけど。もうしばらくはアニメ観るのやめよう……。