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【映画感想】鬼滅の刃 無限列車編 - アニメ勢としては別に泣けはしないんだけど面白かった

これ観るためにアニメ観たみたいなとこある。

 

テキトーなあらすじ

炭治郎たちは40人消えているという噂の列車に乗り、炎柱の煉獄と合流する。

 

以下ネタバレ

 

やっぱり……煉獄さんに炭治郎たちがくるって話伝わってない……。伝達……。

でも鬼殺隊が消息を絶っているから強い柱が派遣されたのになんでそこに加わるのが癸(最下級)の炭治郎たちなんだよ。普通に考えたら却って足手まといでしょ。

選別試験の後の話だと癸の上にも結構階級たくさんあったよね?

 

煉獄さんが列車内にいた鬼の首を一太刀で飛ばした時、私の隣にいた男の子が「すごい……」って呟いたのがめちゃくちゃよかった。これぞ映画館なんだよな……久々に来たけど来て良かったぁと思った。

 

汽車っていいよね〜〜この縦に長く狭い車内、目的地に着くまでの有限の時間、止まらない限り降りられない特別な舞台、それが列車。しかも大正時代だからあまり見慣れたものではないわけ。

列車内で追いかけっこしたり屋根に登って強い風と悪い足場の中戦ったり走る列車から落ちかけたり後ろ車両を切り離したり「このままだと脱線するぅ!!」キキーーーーー(火花)きゃぁぁーーーーー(悲鳴)みたいな展開が目白押し、だと思うじゃなん。

ところがどれもない。まあ屋根でちょっと戦うけど短いし、なんというか鬼の正体の顔見せにしかなっていないというか。せいぜい乗客が人質であるということくらいにしか列車が活きていない。と思う。脱線(って言うか横転)するけどなんか思っていたのと違……。

そして、そしてね?作画も演出もすごくいいのに列車と融合した後の肉体っぽいのがちょっと手抜きCGっぽいのが浮いていて気になる。

ここ内臓的なあれでしょ? もっとリアルめにしてほしかったな〜〜PG12の限界なのか?

漫画的なデフォルメ描写だとしても実際は……わし座領域の彼方(cf.ラブ、デス+ロボット)みたいになっているんだよね??

でも夜の中汽車が走っているシーンすごくよかった。列車に乗るということ自体特別なことなんだよね……目的があるから乗るのであって、それが手段にしか過ぎないのにその中で始まる非日常、超好きなんだよな〜〜〜〜

 

あと、エンジンルーム(っていう名前じゃないってわかってるけどなんだっけ?あの石炭積んでるところ……)で目が覚めるたびに目があって強制催眠に遭うシーンで夢の中での自殺を繰り返しているうち現実の首を切りそうになるっていうシーンも良かった。目覚め方がわかってしまえばさして脅威ではないようなところを、屋根の上で見ていたから。そして被り物をしている伊之助にはそれが効かないというところも。実際どこからものを見ているのか……。

ドラクエでもあやしいひとみ使ってくる敵には確定で手こずるので眠らせるっていうのはたとえ夢を見ないにしても嫌な攻撃だよね。

でも夢の中で「斬るべきものはもうある……」とか言われて自分の首を斬ろうって思う??私は家族を斬るのかな?と思った。そして……他の二人(伊之助と煉獄さん)はその目覚め方をしたのかなあ。なんで目が覚めたのか謎。

悪夢の中で家族に責められた炭治郎がすぐさま「家族はこんなこと言わない!!」って言うのメンタル頑強すぎた……精神攻撃の効かない主人公……。

一話の時に家族が襲われている間自分は安全なところで寝ていたことを、もちろん仕方ないことだけど責めてしまいそうじゃない? そんな描写はないんだけど、一瞬くらい考えそうじゃん。でも炭治郎には家族は自分を絶対責めないっていう確信があるのすごい。

 

魘夢可哀想なのが、これまで会った中でも出世欲ある方なんだよね。

強くなりたいとかじゃなくて、昇格していくことへの欲なんだよね。

上弦に挑む権利が与えられる(?)とか言っていたし、念入りに下準備した(本人談)プロジェクトに殺せばボーナスマシマシのターゲットが転がってくるという千載一遇のチャンスを逃すって、想像すると気が狂ってしまうな……。

私出世欲あるヴィラン好きなんだ……それも下から泥臭く這い上がった系が好きなので負けるときにはめちゃくちゃ同情する。同じ性癖の人いたらGOTHAMを観てくれ

そういや列車と融合した状態で日光を浴びるのって平気なのかな。列車である以上線路上以外には行けないと思うんだけど。

 

魘夢を倒した後、上弦の鬼に襲撃され、煉獄さんVSアカザ(流石に変換がわからん)。

こちらはパワー全振りみたいな鬼。

柱VS十二鬼月(上弦)なので初の幹部VS幹部戦なのだと思うと熱いが、どちらにも思い入れが薄いので……なんか私はスン……ってなっちゃった。

アカザは今回初めて顔見るし(だよね?)、煉獄さんはこの間本部でチラッと会っただけで今回の任務で初めてちゃんと話すしでも最初の方大した話はできていないし、なのに死に際して急にまともっぽいこと長々話されても……な……みたいな……。

っていうか昨日からTwitterで「泣いた(TT)煉獄さん(TT)」っていうツイート10こくらい見てるんで、察するじゃん。死ぬんだなって。実際それを目の当たりにしても「やっぱり……」としか思えなくて……。

このツイート全然ネタバレしていないように見えて実はネタバレしているの罪重いよね。

煉獄さんが炭治郎にむけて「柱になれ」って言うシーン、「お前は青学の柱になれ」っていう手塚部長のセリフが浮かんできて雑念が凄まじかった。ごめん……テニプリはしっかりリアルタイムで通ってしまったので……。

 

本編の珠世さんの時にも思ったんだけど、無惨以外の鬼も人を鬼にできることがあるの?

アカザ、「鬼になろう!」ってめっちゃ勧誘してるんですけど、今ここでそれできるの?とか合意がいるの?とか……ここの設定どうなっているんだろう。人を鬼にできるのが無惨だけだから、炭治郎の一家を襲ったのが無惨だと分かった、ん、でしょ?

無惨の血が濃いって言われている十二鬼月にはできないこともないって感じ……?

そしてアカザがいつからいたのかわからないけど、列車で戦わなかったことを思うと、十二鬼月同士でも協力しようなんていう考えはないのかな。鬼は群れないはずでは?って言いながら群れている例を見せられすぎてよくわからない、ここの加減が。それとも列車にはいなかったのかな。

 

その、煉獄さんのシーンでは涙腺がぴくりとも動かなかったんだけど特典冊子に、

「鬼の禰豆子はいつもどんな夢を見ているんですか?」と言う質問に「いつも家族の夢を見ているようです」って書かれているのを読んだ時は泣いた。

本当なら……こんな目に遭ってるはずない、普通の女の子としての年相応の楽しい人生があったと思うと……。

でも禰豆子、せっかくそう簡単に死なない体を持つ味方なんだから戦力にちゃんと数えた方が良さそうな……姿を晒していないおかげで切符切りのアレから逃れられたわけだけど。

 

 

そんなわけで、?ってなったシーンもたくさんあるんだけど、多分原作で判明していることなんだろうし、つまらなかったらそもそもこんなに色々気にならないはずなので面白かったと思う。

 

っていうか私これ体感では今15巻くらいのつもりでいたんだけど9巻てまじ!?

こっからまだ最終巻まで10冊以上あるの!? 長ッ 早くアニメの続きやってくれないと煉獄さんに「煉獄家に行け……そこにもしかしたらヒノカミ神楽のヒントが……」とか言われていたこと忘れてしまう〜〜〜(未来の自分用に説明しておく)

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