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【映画感想】グレイテスト・ショーマン - バーナムがいなくてもやってけるんじゃない?

(原題:The Greatest Showman)

テキトーなあらすじ

集中投資、ダメ、ゼッタイ。

 

 

 

最初に身分違いのお嬢様と結婚できて、子どももいて家族仲も良好で、貧乏暮らしでも会社が倒産したその日に「この幸福がずっと続けば……」とか言ってくれるめちゃくちゃ無欲な奥さんなのに、なぜそれほど社会的な成功を収めたいのか、よくわからない……。

上流社会に受け入れられたいのは、娘のことと、あと妻に釣り合うような人間として義父に認められたいからって分かるんですけどね。最初に自分の商売がイロモノ博物館だったのは、なぜ……。

 

髭女率いる(?)サーカス団員の面々も、フィリップもできた人間で、バーナムがジェニーの公演に熱心で劇場を顧みなくなってもひたすら自分の人生を歩む、悲観しない姿勢はすごくよかった。バーナムが最初に、社会から隔離されてきたような人たちの価値を認めてくれた人ということをよく劇団員は忘れなかったなって思います。私ならバーナム抜きでやろう! って言いだす。たぶん。

”本物”を見せたいなんて、自分がやってるサーカスが偽物だって認めるような発言、聞いたらがっかりするよ。

ジェニー一人に頼り切りの公演が打ち切りになって劇場は火事になって燃え尽きた時、フィリップがめちゃくちゃいい奴なんですよ……。最初に決めた取り分の10%、貯金してていざと言う時それが出てくるんですよ……。

 

フィリップはコネもあるし自分で自分の選んだ道を進んでいける、偏見や周囲の声に惑わされない人でリスクヘッジもしているので彼をパートナーに選んだことこそが成功だったと思います。

 

 

バーナム自身に魅力を感じなかったけど、歌もダンスもいいしサーカス団員とフィリップが魅力的なので総じて良かった、けどやっぱりバーナムはそんなに、着いていきたいって思うような人間じゃないよね?とモヤモヤ。