ディズニープラスの配信なのがもったいないくらいいい映画だった
(原題:Lady and the Tramp)
テキトーなあらすじ
飼い主に可愛がられていたレディの家族に子供が生まれる。ある日飼い主の帰省とともに屋敷に残されることになったレディは、意地悪な親戚のせいで逃げ出してしまう。
レディが出てきた瞬間「可愛い〜〜〜〜〜♡」ってなるし出てくる犬出てくる犬片っ端から可愛いし、最高の犬映画でした。その分意地悪な親戚のおばさんやトランプを捨てた元飼い主はこの世の苦しみの全てを味わえと思った。
こういう、犬が楽しい時に裏切って捨てるのって最悪の捨て方だよね……いやどんな形でも捨てるのはダメなんだけど、引き取ってもらえたとしてもトラウマになっちゃうでしょ。
でも基本的に敵は性根ねじ曲がった人間ではなく仕事として野良犬の捕獲員をしている人なので、確かに捕まったら命の危険があるけれども、彼だって仕事でしていることだからその点で嫌悪感を抱きすぎないところもよかった。
もともと人間でも身分高い女性と身分低い男性の組み合わせ好きだし片方のおかげでもう片方が見ている世界を知るのも素晴らしく好物なのでストーリーが好みだし、犬が可愛いしいうことない。本当に。ストーリーとしては定番な感じもするけど私わんわん物語ってもっとドタバタした、ペットみたいな話だと思っていたのでこんなに泣けると思わなかった。っていうか犬のことで泣きたくないんだけど……。
動物の実写で感情表現をどこまでリアルにするかっていう課題があると思うけど、犬が表情豊かでも全然不思議じゃないので、そういう点でもよかったかな。
大体視聴者が顔を認識したような犬はみんな家族ができるけど他の……他の犬たちも助けてあげてくれ……。
犬がスパゲッティを食べるシーンを実写で観て受け入れられるのか心配だったけど、大丈夫だった。ちゃんとレストランの人が犬に向けて出したものだし、味付け薄そうだったので……。
このレストランは繁盛してほしい。
唯一気になったのが、なんかやたらこう……白人と黒人が平等っぽいところ。
わんわん物語のアニメが作られたのが1955年のようで、時代設定もそのままそうなのかはわからないけど、この時代って公民権運動の真っ只中のはず。
別に作中でそのままその時代を映せと言っているわけではない(作品においてまるで重要な点ではないし)けど、きれいに混ぜられている分違和感を覚えた。
現代の人たちが昔の人を演じているかのようで……。
まあ私も全然歴史は詳しくないので、「いやこの時代もこんなんだったんだよ」って言うならそれはそれで納得する。ただ最近のディズニーってやたらとポリコレを意識しすぎていて、ポリコレのためなら登場人物の人種までねじ曲げかねないな〜と思っているので……。